【文アル】桃の花のように 〜第5章過去編〜

やったねコレ人生勝ち組じゃないわ(あくまで楓の意見) ページ14

《ドタバタドタバタ》

《バァン！》


｢｢｢ん？？？｣｣｣


事務所の廊下を焦るように走る音が聞こえた後、ドアを思いっきり開ける音が聞こえた。


桃
「げっ、へんしyu(あ、)………………編集長じゃないですかぁ〜♪｣

編集長
「今「げっ」って言ったな「げっ」て。そんなキラキラした笑顔でも確かに聞こえたぞ。」



✧＼ ٩( 'ω' )و /／✧



桃
「ﾁｯ､バレたか」


｢「秒ね/秒だな」｣


編集長
「いやそれよりな？本題なんだが……」


と、息咳切らしてこちらまで走ってきた編集長は、3人の机に大量の資料を置いた。



編集長
「お前ら、二十一世紀の……、平成生まれの令和大文豪になったぞ」



桃
「」

楓
「(んななな、坂口安吾先生ともしやこれは並んでしまったのでは
いやそれは恐れ多いしかたじけないしもしいったとしてもあくまで世間からは
大文豪と見られてもそれはあくまで世間で世間だから実際は月とスッポンだよね
大丈夫だよなあぁでももし違ったら自分折角売れ出したのに命を絶たなければだって
坂口安吾先生と並ぶなんて恐れ多すぎる事だもの
あ、せめて坂口安吾先生縁の地訪ねてから……)」

蘭
「(よく分からないけれど凄いのかしら大文豪って)」

編集長
「……何だか知らんがそこ、テレパシーで会話するな
口に出せ口に(何の為に口があると)。後3人共、
桃は考える事を放棄、楓は意識をトリップさせながら命を絶とうと考えるなこの狂信者！
あと蘭、「よく分からない」ってどういう事だよ」



実はというと、世界の文学ランキングで3人が堂々同じ票で1位になったのだ。
世界に沢山の作家が居る中、このランキングで上位を取る事は世間が
大文豪と認めたも同然で、人生勝ち組が決まってもおかしくは無い。

桃
「やったねコレ人生勝ち組じゃん」

楓
「｢やったねコレ人生勝ち組じゃないわ｣と思っているのは私だけか？」

蘭
「言うまでもなくそうだと思うわ」

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