ねぇ、残り何日ですか？【降谷零（安室透）】

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『問題は……君が黒の組織の一人だということだ。』




「……っ？！」



あまりにも急な出来事で私は言葉を失った。




(何で？なんでこの人が私が組織に入っていることを知ってるの？

立場上かなり内密にしているのに？)





困惑する私の目の前で安室さんは語りかけるように続けた。




『君のことはもう調べ済みだ。


コードネームは“ミスティ”


組織内では最年少でコードネームを与えられてちやほやされていたらしいな。

特にベルモッドは君に甘かったらしいな。


だが、僕が組織に入って間もない頃に突如行方不明。


結構組織の中でも騒いでいたな。』



安室さんは私が訂正するところがない程に話した。

よくもこんな細かく調べたものだ。



それと同時に新たな考えが脳裏に過った。




「あなた、もしかして？」



今まで疑問に思っていたことがパズルのピースのようにカチッとハマった。


“公安警察” “気さくな店員”
“組織内の情報を事細かく認識”








「あなた、バーボンなの？」









すると安室さんはふぅ、と息をひとつ吐いた。



『ご名答。その通りだ。』



「確か組織で聞いたことがあるの。

トリプルフェイスのバーボン って。

あなたがまさしくそうよね。」




『随分と落ち着いてる様子だけど。

僕にこんな内密な事がバレて大丈夫なのかい？』




「問題ないでしょ。｣



『ふぅん。どうしてそう思ったの？』



安室さん……いや、降谷さんは面白そうに首を傾げながら尋ねた。




「だって、問題がないから私をココに連れてきたんでしょ？」

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