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(やばっ……バレた。

出来れば向こうにいる女の店員さんに席まで案内してほしかった……)




『おや?蘭さんと園子さん、それと……Aさん?


いらっしゃいませ!! どうぞあそこの席におかけ下さい。』



安室さんは一瞬 戸惑ったような、驚いたような表情を見せたがすぐに元通りの笑顔になり席へ案内してくれた。



(トリプルフェイス……さすが切り替えも早い。)




園子「最近安室さんのハムサンド食べてなかったので、無性に食べたくなってしまって来てしまいました!!」



蘭「近くで会ったAさんも連れてきたんです!!」




「あははっ……」



園子「安室さんとAちゃんは親戚なのに、Aちゃんはポアロに来たことがないと言うから連れてきましたよ〜」




(もうそれ以上言わないでくれ……お二人さん。)




『僕とAさんは“親戚”ですけどあまり交流がなかったので伝えてなかったんですよ〜』



蘭「そうなんですね〜」




(また“親戚”というワードを強調したな。)




園子「Aちゃんには色々聞きたいこともあるしね!!」



蘭「と、言うことで安室さんのハムサンド3つお願いします!」



『了解しました それではごゆっくり。

Aもどうぞごゆっくり。』




そう言って安室さんは会釈をして戻っていった。

だが、戻る時安室さんの目は私の目をしっかり見つめていた。

“余計なことを喋るなよ。”と言うような無言の圧がかかっていた。




(降谷さん、目が怖いよ。目が。)



安室さんが向こうへ行ったことを確認すると園子さんが私に話しかけた。



園子「ねぇねぇ、Aちゃん」




「何ですか?」



園子「さっきから気づいてないの?」



「へ?なんの事ですか?」



私は園子さんがなんのことを言っているのかさっぱり分からなかった。

すると蘭さんが私の後ろの方の席に指を指していた。



「ひぇ…」



私の後ろの席のJK達が私のことを鬼のような剣幕で睨んでいた。



(安室セコムの皆様たち…顔が怖いよ。)



園子「女子の嫉妬は怖いわよね〜」



「嫉妬?」



園子「あなた何も分かってないのね。」



「?」



蘭「まあまあ、園子も落ち着いて。」









すると カランカラン と扉の音が店内に響き、小さなお客様が5名 顔を覗かせた。

降谷 side→←15



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ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2021年2月10日 14時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
カナメ(プロフ) - 桜 夢亜羅さん» いえいえ!いつも更新楽しみにしております!お身体に気を付けて主様のペースで無理ない更新を行って下さい!!失礼しました! (2020年9月22日 22時) (レス) id: 0555cdda7c (このIDを非表示/違反報告)
桜 夢亜羅 - カナメさん» わざわざご丁寧にありがとうございます!!筆者である私がヒロインの相手の名前を間違えるなんて…とんだご失礼すいませんでした。しっかり訂正させてもらいます!! (2020年9月22日 20時) (レス) id: 8d1ff1c393 (このIDを非表示/違反報告)
カナメ(プロフ) - 夜遅く失礼します!14話の「イケメン店員安室透」という台詞の「とおる」が「徹」になってます!正しくは「透」ですかね,,,失礼しました! (2020年9月21日 23時) (レス) id: 0555cdda7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜 夢亜羅 | 作成日時:2020年9月13日 21時

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