太宰幹部私中也に幸せにしてもらいます【文豪ストレイドッグス】

罠2(多少の夢主の過去編 シリアスだけど、今後この話は関係ない) ページ9

任務が終わったことを首領に話すと首領はさっき銃殺されたと教えてくれた






「いやぁ彼女は三流諜報員(スパイ)だったねぇ


君とは大違いだ」




「Aはそんなに凄いの！？」




エリス嬢が目をキラキラさせて私を見つめる本当に愛らしい





「エリスちゃん彼女はね、ハニートラップをしている人間で彼女の名前を知らない人が居ないほど有名何だよ」





エリス嬢と首領の会話を静かに聞く






「じゃあリンタロウもAのハニートラップにやられたのね！

でもA今はハニートラップをやってないわよ？？」




きょとんとした顔を浮かべじっとこちらを見てくる





『エリス嬢私はそんなに凄くありませんよ

首領が買い被りすぎなんです』





そう言って私はゆっくり優しくエリス嬢の頭を撫でた





「Aは何でここに居るの？」





エリス嬢の質問攻めが続く しかしその無垢な瞳に私はついつい喋ってしまう






『前の組織が滅ぼされたんですよ、私がポートマフィアのとある人を堕とす為に働いていた時に』




少し悲しそうな顔をするエリス嬢





「Aの組織は誰に滅ぼされたの？

Aは誰に仕掛けていたの？」





今でも思い出す






私が喋らないため室内がとても静かになる





窓の外からは雨の音が聞こえる





「雨が降ってきたようだよエリスちゃん


津島くん君もそろそろ戻りなさい」





首領は凄く冷たい目だった





「ダメよ！リンタロウ私の質問に答えてもらってないもの！」





エリス嬢は腰に手を当て頬を膨らましている





「もぉ〜エリスちゃん津島くんも忙しいんだよ」





「A言いなさい！」





エリス嬢の顔が一瞬首領に重なって見えた









『私のハニートラップは失敗しちゃったんですよ





森さんは私に揺らいでくれなくて 私の安否を守りつつ私以外の組織の人たちを抹殺しました』

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