太宰幹部私中也に幸せにしてもらいます【文豪ストレイドッグス】

中原幹部2 ページ16

中也に設けられた部屋に入る



「之だ」



そう言って、資料を渡された




“山口血子について”


そう書いてある資料は彼女の生い立ちや、異能力、これまで行った任務について詳しく書いてある資料だった





「この資料がどうかしたの？」




私は黒い革のソファーに腰掛けて背もたれに思い切りもたれた



嗚呼とても座り心地がいい





「問題はこれだ、首領から渡された」



“〇月〇日 梶井基次郎の部屋から薬品及び試験管が盗まれる

〇月△日 黒蜥蜴26名が貧血状態で見つかる

〇月□日 構成員が290名貧血状態で見つかる この時立原道造が構成員の首元に噛み付いている山口血子を見る

☆日✕日 山口血子短期任務に行く”




驚いた、最近構成員が気絶した話は聞いていたが貧血状態とは聞いていなかった



「これ迄の犯人は山口という事で彼奴から話を聞くことになった

之をお前がやるらしい」



「彼女は私には心を開いているから私が話を聞くわけか……全く首領は人遣いが荒いな〜

犯人が彼女の場合彼女は消されるのかい？」




中也は私を真っ直ぐ見据えたまま 小さく、しかししっかりとした声で肯定をした

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