グラウンド（14）リクエスト ページ20
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放課後、私は居残りがあったので教室に残っていた。
HRが終わってすぐは喋ったりしていた子達がチラホラと残っていたのが、もうすっかり帰ってしまって私1人になってしまった。
「 はぁ…全然終わんないんだけど。 」
課題に行き詰り、意識が外に行く。外からは部活をする声が聞こえた。
…そう言えば、伊東ってサッカー部だったっけ？
そんなことをふと思い、私は窓からグラウンドを眺める。そこにはサッカー部がボールを蹴りあっていてる姿があり、よくやるわ、なんて思う。
ずっと眺めていると、金髪のぐちゃぐちゃな髪の毛が私の視界に入ってきた。私はいつの間にか伊東を目で追いかけていた。
「 足はや…前々から思ってたけどほんとすごいな。 」
そんな独り言を思わず呟いてしまうほどには足が速い。頭ひとつずばぬけてサッカーが上手い伊東をイナズマ純也って呼んでやろうかな。なんて考えながら練習を眺めた。
課題もやりながら見ていると、ふと上を向いた伊東と目が合う。
「 …っ！ 」
びっくりして固まってしまった私を見てニヤニヤとした顔をする。
見られた…！
私は窓から視線を逸らし、課題に集中する。
「 あ〜〜〜〜っ！！終わった〜〜〜〜っ！！ 」
思ったより集中でき、今日中に終わらすことが出来た。辺りを見ればもう真っ暗で、サッカー部ももういなかった。
スマホを見れば時刻は18時50分と表示されていて、私は急いで教室を出る準備をする。
教室の鍵をかけて電気を消して最後に外から鍵をかける。
振り向いて歩こうとしたとき、息を切らした伊東が目の前にいた。
「 うわ！伊東か…びっくりしたわ… 」
「 うわってなに、そんな人を化け物みたいな。 」
「 てか部活は？ 」
「 もう終わった。終わる時に教室見たら電気ついてたからAいるかと思って来た。 」
息を切らして言うものだから勘違いしそうになる。ドキドキと逸る胸を抑え、「ふーん、そう」と可愛くない反応をする。
…あー、もっと可愛く返事出来ないのかな。
なんて思っていると、伊東に腕を掴まれる。びっくりして振り向くと、綺麗な顔を真顔にさせてこう言った。
「 今日一緒に帰ろ。 」
「 え…いや、全然いいけど、鍵と課題出さなきゃ。 」
「 今から行こ。早く。 」
言われるがままに伊東について行く。職員室で鍵と課題を提出し、私たちは下駄箱に行った。
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guppy __(プロフ) - 続編楽しみにしてます🥺 (2023年1月15日 14時) (
レス) @page49 id: 176c8baa35 (このIDを非表示/違反報告)
あらの(プロフ) - 続編是非作っていただきたいです！ (2023年1月15日 13時) (レス) @page49 id: 3067e121b1 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続編めっちゃほしいです！ (2023年1月15日 13時) (レス) @page49 id: 38b7637fef (このIDを非表示/違反報告)
イトジュン - 続編して欲しいです。更新、楽しみにしていますゆっくりで、いいですよ。 (2023年1月15日 13時) (レス) @page49 id: e586254f05 (このIDを非表示/違反報告)
課長封月X(プロフ) - めっっっっちゃ続編欲しいです涙 (2023年1月15日 12時) (レス) @page49 id: 160d503e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーこ | 作成日時：2022年12月25日 10時
