プロポーズ（9）リクエスト ページ18
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今日俺は、長年連れ添ってきてくれたAにプロポーズしようと思っている。
今日一日のプランは、いつものようにデートに誘い、夜景が見渡せるレストランに行き、そこで指輪を渡すというものだ。
だからレストランには予め予約をして、プロポーズすることを連絡している。
イングランドからプロポーズをするために帰ってきた。
朝、実家で目が覚める。スマホを見れば時刻は6時30分で、緊張のし過ぎで早く起きてしまったようだ。
Aとは17時からの約束なので、時間はまだたっぷりある。
今から緊張しているようで、喉がいつもより乾いてしまう。
そんな俺を見て、母は大爆笑、父は頷いて共感された。
そして待ちに待った約束のとき。俺はしっかりと持ち物を確認する。指輪の箱をスーツの内ポケットに入れ、家を出た。
待ち合わせ場所に行くと、ドレスコードのせいかAがいつもと違う大人な雰囲気だった。
またもや喉が乾き、ゴクリと生唾を飲む。
「 ひ、久しぶり！おまたせ 」
「 薫！久々だね。 」
そう言って満面の笑みでピースをする姿は俺が知っているAそのもので、2年ほど会えなかったせいかいつもより可愛く見えた。
2人で駅に向かって歩いていると、Aが話しかけてきた。
「 というか、わざわざイングランドから帰ってくるなんて重大な話でもあるわけ？こんなドレスコードもさせちゃってさぁ？ 」
「 なっ、！違うし。ただ長いオフ貰ったから会いたくなっただけ。それに、向こう帰ったらいつ帰るかわからないし思い出にとね。 」
「 ふーん、そっか。…確かに、私達が最後に会ったのってもう2年前とか？ 」
寂しそうに声を落とすAに、少し意地悪してやろうとAの顔を覗き込んでこう言った。
「 俺のそばにいられなくて寂しい？ 」
「 …うん、寂しい。 」
顔を赤くしてうるさいと反抗してくる予想だったのに、目の前にいるのは顔を赤くして寂しそうに俯くA。
意地悪してやるつもりだったのに、こちらが焦ってしまった。
「 アベマでね、薫の試合見たりするんだよ。そしたらさ、あぁ、会いたいなぁっていっつも思って悲しくなっちゃって。 」
「 俺も寂しい。もっと会いたいっていっつも思う。試合終わりはAに会いたいし、Aの手料理も食べたい。 」
俺がAに釣られそう言うと、Aは泣き出してしまった。
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guppy __(プロフ) - 続編楽しみにしてます🥺 (2023年1月15日 14時) (
レス) @page49 id: 176c8baa35 (このIDを非表示/違反報告)
あらの(プロフ) - 続編是非作っていただきたいです！ (2023年1月15日 13時) (レス) @page49 id: 3067e121b1 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続編めっちゃほしいです！ (2023年1月15日 13時) (レス) @page49 id: 38b7637fef (このIDを非表示/違反報告)
イトジュン - 続編して欲しいです。更新、楽しみにしていますゆっくりで、いいですよ。 (2023年1月15日 13時) (レス) @page49 id: e586254f05 (このIDを非表示/違反報告)
課長封月X(プロフ) - めっっっっちゃ続編欲しいです涙 (2023年1月15日 12時) (レス) @page49 id: 160d503e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミーこ | 作成日時：2022年12月25日 10時
