安心 ページ44
ヒソカ「髪の毛、拭いてあげるよ♢」
肩に掛かっているタオルを取られ髪の毛を拭く師匠
その手は快楽殺人者とは思えないくらい優しく暖かい
「…師匠って女性の扱い上手ですよね」
ヒソカ「なに急に?褒めても何も出ないよ♧」
「別に…何も…」
ヒソカ「そう?」
私の心を読んでいるかのような行動だ
ヒソカ「あ、そうそう、さっきクロロから君宛に連絡があったよ、暇な時電話するように、だって」
「クロロさんが?何用で?」
ヒソカ「さぁ?今電話したら?携帯貸すから♤」
師匠から携帯を貸してもらってクロロさんに電話する
プルルル
『もしもし』
「もしもし、レイラ『遅い』いや何がですか…」
『ヒソカに伝言してから何時間経ってると思ってるんだ』
「……」
私は師匠を見る、師匠は何も無かったようにニッコニと笑う
「すみません、色々と忙しかったので…それで何か御用ですか?」
『用は何も無いが、試験は順調か?』
「まぁ、順調と言えば順調ですかね…思ったより簡単ですよ、試験の内容は」
『ほぉ…所で試験中何かあったか?普段の声より柔らかくなった気がするんだが』
それを聞いてパッと頭に浮かんだのはゴン君とキルア君、クラピカさんやレオリオさんだった
「そう…ですね、色んな人がいて退屈はしてないですよ笑 自分にとっても刺激になってると思います」
『そうか、ならいい…近くにヒソカは居るか?』
「近くどころか真後ろにいますよ、代わりますか?」
『あぁ、そうしてくれ』
私は後ろを向き師匠に携帯を返し乾いた髪の毛を整える
ヒソカ「やぁ、電話変わったよ♢」
『レイラは随分人間らしくなったじゃないか』
ヒソカ「くっくっく♤ 僕もそう感じるよ♢ あのこはもっと強くなるよ♧」
『分かってると思うが無理はさせるなよ』
ヒソカ「はいはい♧ ホント、過保護なんだから♤ うん、それじゃあ」
ピッと電話を切る
「何話してたんですか?」
ヒソカ「世間話それじゃぁ僕は部屋に戻るよ」
「へっ?」
ヒソカ「僕が気づいてないとでも思ったかい? 下手に自分を追い詰めない方がいいよ♧ それじゃぁね♢」
ポンポンと頭を撫でられ部屋を出る師匠
その時不意に心がキュンと波を打ち頬が熱を持つ
「っ…いやいや、無い無い、だって師匠だし」
そう自分に言い聞かせようとしたが思うようには行かず頬の熱は冷めないままだった
ゴン「ただいまー!」
師匠が部屋を出て数分後ゴン君達が帰ってきた
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月華(プロフ) - 琹羽さん» いえいえ、どういたしまして〜。気づけてよかったです。 (7月5日 16時) (レス) id: 1595d9a032 (このIDを非表示/違反報告)
琹羽(プロフ) - 月華さん» 読み返した所、弱点は額でした汗 ご指摘ありがとうございます汗 (7月5日 16時) (レス) id: 7f7907ad5b (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 二次試験開始って話の内容に、豚の弱点が鼻って書いてますけど、あの豚の弱点は鼻じゃなくて額ですよ。鼻はむしろ額を守るためにめちゃくちゃ硬いって設定だったはず… (7月5日 14時) (レス) @page11 id: 1595d9a032 (このIDを非表示/違反報告)
柑菜向/超低浮上(プロフ) - ヒナさん…わぁ!コメント有難うございます(´▽`*) のんびり更新ですが頑張ります!有難うございます(´▽`*) (2019年3月21日 0時) (レス) id: 81d73b7434 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - うわぁ…凄い好きです()師匠と弟子っていう関係がまず好きです。面白いし軍艦島編書いてくださるなんて感謝感謝です。更新頑張ってください応援してます! (2019年3月21日 0時) (レス) id: 97e2e2ec39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琹羽 x他1人 | 作成日時:2019年1月28日 9時