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過去編・終 ページ31

「っ…ぇ、あ…」


?「君、誰?ここ僕の隠れ家なんだけど?」


目の前に多分20歳位の男の人が立っていて急な事で思考が追いつかない


「あ、あのっ…」

?「良かった♤ 声出せるね、出せなかったらどうしようかと思っちゃった♢ で、質問に答えてくれる?君は誰?」


「っ…」


なんて答えたらいい?

今更だけどよく考えたら自分の名前なんて知らない

なんて説明すればいい?何をこの人に言ったらいい?




?「…もしかして、名前ないの?」

「えっ…」

?「名前、ないの?」

「っ…」(コクリ)

?「ふぅん…じゃあどうやってここに来たの?」

「…今まで居た場所がもう無くなって歩いてたらここに来てた…」

?「へぇ〜♢ うん、気分が変わった♡君、僕と来なよ」

「…へっ?」

?「最初は追い出すつもりだったけど気分が変わった、君、これから行く宛無いんでしょ?だったら僕と一緒に居なよ」



その男性はニコッと笑いながら私に話しかける


?「暫くの間面倒見てあげるよ」

「で、でも…」

?「ん?じゃあ何?どこか行く宛でもあるの?あるようには見えないけど?」



私は言葉に詰まる

確かにこの人が言ってるのは当たっている、だからと言って見ず知らずの人の世話になるのも気が引ける

それに…



「…私を拾って何するんですか?」


私は男性を見ずポツリ、ポツリと呟く


「もう…暴力とか刺されるのは嫌です…人が変わるのは一瞬でっ…何もしてないのに、ただただ苦痛に耐えて生きるのは嫌です…」



ポタポタと手に涙が落ちる

そう、私は怖いのだ

この人もリドリーさんのようになったらと思うと…

私はまた苦痛に耐えて生きなきゃいけないのかと思うと…

だったら1人でいた方がずっと楽だ




?「…顔上げて」


顔を上げると男性は私と同じ目線までしゃがんで話す


?「それなら僕が君を育てるよ、君自身が自分の事を守れるよう強く育ててあげる♢ これならどう?」

「強く…」

?「そう、弱い自分が嫌なら自分が強くなればいい」

「…強く…なれますか?」

?「それは君自身が決める事だ、僕と来て強くなるか、それとも今まで通り1人で弱く生きていくか、どうする?」


男性は手を出す


強く…弱いのは嫌だ…自分自身を守れる力が欲しい


私は覚悟を決めゆっくりと差し出された手を掴む






「あの…所で貴方の名前は…」

「僕?僕はヒソカ」



これが私と師匠…ヒソカとの出逢い

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月華(プロフ) - 琹羽さん» いえいえ、どういたしまして〜。気づけてよかったです。 (7月5日 16時) (レス) id: 1595d9a032 (このIDを非表示/違反報告)
琹羽(プロフ) - 月華さん» 読み返した所、弱点は額でした汗 ご指摘ありがとうございます汗 (7月5日 16時) (レス) id: 7f7907ad5b (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 二次試験開始って話の内容に、豚の弱点が鼻って書いてますけど、あの豚の弱点は鼻じゃなくて額ですよ。鼻はむしろ額を守るためにめちゃくちゃ硬いって設定だったはず… (7月5日 14時) (レス) @page11 id: 1595d9a032 (このIDを非表示/違反報告)
柑菜向/超低浮上(プロフ) - ヒナさん…わぁ!コメント有難うございます(´▽`*) のんびり更新ですが頑張ります!有難うございます(´▽`*) (2019年3月21日 0時) (レス) id: 81d73b7434 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - うわぁ…凄い好きです()師匠と弟子っていう関係がまず好きです。面白いし軍艦島編書いてくださるなんて感謝感謝です。更新頑張ってください応援してます! (2019年3月21日 0時) (レス) id: 97e2e2ec39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琹羽 x他1人 | 作成日時:2019年1月28日 9時

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