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過去編4 ページ30

リドリー「あーぁ、なんだ、もう終わっちゃった…今回は思ったより早かったなぁ…新しいの見つけてこなきゃ…あ、まだ居たのか、あはっそうだ、こいつにしよう、うん、その方が手間もかからない」

「リドリー…さん?あっ!」


思い切り腕を掴まれ無理やり目を合わせられる


リドリー「明日から君は僕の玩具だ、いいか?僕の言うことを聞いてればいいんだ…」


そう言うリドリーさんはとても怖く、私は頷く事しか出来なかった



その次の日から地獄が始まった


リドリーさんは私に暴力を振るう様になった

何回も何回も殴られ蹴られ1番酷いときは刃物で刺された事もあった

これは後で分かったことだけどリドリーさんは殺人快楽主義者らしい

他人に暴力を振るう事で快楽を得ている


それだけじゃない


私に人を殺すよう命令してきた事もあった

嫌と反対したら暴力を振るう

これがリドリーさんの裏の顔だった


それが半年位続いた

私は生きる気力をなくしリドリーさんの人形になっていた



(なんで…なんでこうなったのかな…もうやだ、誰か…誰か助けて…)



そんな時ある知らせが来た

それはリドリーさんが用事で家を開けていた時

家の電話がなり受話器を取ると警察からだった

内容は至ってシンプルだった


『リドリーさんが事故で亡くなった』


嘘だと思った

リドリーさんが死んだ…?事故死?


「あは…あははははははっ!」


私は笑いながら泣いていた

何故と問われても分からないけどただ泣いていた

そのあとの事はよく覚えてない

ただただ、ぼーっとしていたかもしれない


リドリーさんが居なくなって3日目


「もうここにいる必要は無い…」


私はここを出る決断をしボロボロの身体を無理矢理動かし食料とか必要な物を鞄に入れ



「…さよなら」


家を出た




「出たは良いけどこれからどうしよう…」


勿論行く宛などない

流星街に戻りたいけど生憎場所を知らない

お金もない、あるのは食料ぐらい


「…とりあえず休めそうな所探さなきゃ」


私は日が暮れる前に屋根がある場所を探す



「疲れた…ここでいいや…」


歩き続け見つけたのは雨風を凌ぐことは出来る廃墟だ

今日はここで休むとして明日からどうしようと考える



「…考えるの疲れた…寝よ」


鞄をぎゅぅと抱え目を閉じた







「…ぇ……て…ねぇ、起きてよ」


「っ!っ…はぁはぁ…」

?「やっと起きた?大丈夫?」


私の前に居たのは若いピエロの格好をした男性だった

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月華(プロフ) - 琹羽さん» いえいえ、どういたしまして〜。気づけてよかったです。 (7月5日 16時) (レス) id: 1595d9a032 (このIDを非表示/違反報告)
琹羽(プロフ) - 月華さん» 読み返した所、弱点は額でした汗 ご指摘ありがとうございます汗 (7月5日 16時) (レス) id: 7f7907ad5b (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 二次試験開始って話の内容に、豚の弱点が鼻って書いてますけど、あの豚の弱点は鼻じゃなくて額ですよ。鼻はむしろ額を守るためにめちゃくちゃ硬いって設定だったはず… (7月5日 14時) (レス) @page11 id: 1595d9a032 (このIDを非表示/違反報告)
柑菜向/超低浮上(プロフ) - ヒナさん…わぁ!コメント有難うございます(´▽`*) のんびり更新ですが頑張ります!有難うございます(´▽`*) (2019年3月21日 0時) (レス) id: 81d73b7434 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - うわぁ…凄い好きです()師匠と弟子っていう関係がまず好きです。面白いし軍艦島編書いてくださるなんて感謝感謝です。更新頑張ってください応援してます! (2019年3月21日 0時) (レス) id: 97e2e2ec39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琹羽 x他1人 | 作成日時:2019年1月28日 9時

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