私の師匠はあの奇術師です

会長＆ゆで卵 ページ15

「にしても合格者はゼロはちと厳しいんじゃないか？」


何処からか分からない声がして声の主を探していると隣にいた師匠が


ヒソカ「上見てみな♤」


「上？」


上を見ると大きな飛行船が飛んでいた

よく見ると『ハンター協会』の文字が見える

ハンター教会って…



「って何か落ちて…！？」


飛行船から人が落ちるのが見えた

ズドォォンと砂埃を起こしながら現れたのは1人のお爺さんだった

私は思わず師匠の服をつまみ聞いた


「し、師匠、人って空から落ちても平気なんですか？」

ヒソカ「驚きすぎだよ笑 下手に着地しなければ大丈夫じゃない♢？」



サラッと答える師匠

驚きすぎってこれが普通の反応じゃ…？




メンチ「ね、ネテロ会長！？」


するとメンチさんは驚きの声を上げお爺さんの名前を言う、続けてメンチさんは受験者達に分かりやすく説明する



メンチ「ハンター協会の最高責任者のネテロ会長よ」



最高責任者って事は1番のお偉いさんだ


ネテロ「ほっほっほっ 所ででメンチ君よ、君は第2次試験の試験管をしていたんじゃろ？わしが見た所途中から試験官、と言うよりは美食家の方が強く出てしまったと思うんじゃが？」

メンチ「…はい、料理の事になるとつい目的を忘れてしまう事が…試験管失格ですね、私を試験管から外して下さい」


さっきまで騒いでいたメンチさんが大人しく自分にも非があると認めた、それを見て会長は少し考え


ネテロ「ふむ…なら二次試験をもう1回やり直す、というのはどうじゃろか？勿論試験管はメンチ君のままでだ」

メンチ「そう…ですね、でしたら会長私達をあの山まで連れて行って下さい」


メンチさんが後ろの方にある山を指す

いかにも何かあります感が強いけど受験者達は何も言わない



(やり直し…ということはもう1回チャンスがある)

次こそは合格してやると思い拳を握る


ヒソカ(気合い入って可愛いなぁ♡)


師匠がそんな事を思っているとは知らず私達は飛行船に乗る




着いた山は底が深くそれを見てビビる受験者もいる


メンチ「じゃあ見本見せるから、じゃっ」



するとメンチさんは靴を脱いで崖に飛び込んだ



ネテロ「マフタツ山に生息するクモワシの卵を取りに行ったんじゃ、クモワシは陸の獣から卵を守るために谷の間に丈夫な糸を張るんじゃろ」


その糸に捕まって卵を一つ取り壁をよじ登ってゆで卵を作る


卵を1つ取ってきたメンチさんはニコッと笑って


メンチ「この卵でゆで卵を作ってもらうわよ」

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