夜 ページ5
日も落ちて、あたりも暗くなった頃、ソーが帰ってきて今日は休もうと言い出した。
よく見るとクマができてる。
｢そうだね……じゃあまた明日話し合おうか｣
アンク｢あぁ｣
大広間で解散して、ロキの部屋へと向かう。
｢ちゃんと2人で部屋で寝るの初めてだね｣
ロキ｢あぁ……｣
｢いつも肌寒い牢獄だったもんね(笑)｣
無言でデコピンされた。
｢とりあえずお風呂入ってくる。お水でなかったらそこら辺の水浴びてくるね｣
ロキ｢あぁ、気をつけろ｣
｢ありがと｣
大浴場に向かうと、シャワーはしっかり出た。
良かった。
久しぶりの水浴びについつい気が緩んでしまう。
この前から散々だったからな……。
自分のせいで多くのものが犠牲になっている。
だからこそ決着を付けなければならない。
待てよ。時間が戻ったら今死んでいる人達が生き返る。仮に過去に戻ったとしてからまたここに来たらどうなる……？
｢……調べることが増えそう｣
急いで大浴場を出てロキの元へと向かう。
｢ロキ！｣
声を大きくして呼ぶと本を読んでいたロキの肩がぴくりと動く。
ロキ｢髪の毛を乾かせ風邪ひくだろう｣
｢お母さん？だって知りたいことが増えたんだもの｣
ロキ｢だれがお母さんだ。今日は休めとソーも言っていたろう｣
｢そうだけど……｣
ロキ｢無理をするな。多くの犠牲はお前のせいではない。焦ることは無い｣
｢分かってたの？｣
ロキ｢考えそうなことだ｣
頭を優しく撫でひとつの髪の毛の束をとりキスを落とすロキ。
色っぽい仕草に少し眩みそうになる。
｢好きよ、ロキ｣
ロキ｢随分素直だな｣
｢まぁ……今日くらい……良いかなって｣
ロキ｢……私もだ｣
執拗に唇を重ね合わせそのままベッドへと運ばれる。
｢まっ……｣
ロキ｢待てん。言っただろう死ぬほど抱いてやると｣
あーーー……そんなこと言われたような…
ロキ｢もう十分待った…いつ離れてしまうかわからないんだ｣
愛おしそうに頬を撫でるロキに、ついつい笑みが零れてしまう。
｢そうね……なら、私も任せてもいいかもね…｣
満足そうに微笑むロキ。
気づいたら照明が落とされていて、淡いスタンドライトの光に照らし出されていた。
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｢ちょっ……無理っもうっ……｣
ロキ｢無理ではないだろうっ…？……A｣
｢バカバカっ…ぁ…あぁっーーー｣
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ロキ｢麗しいぞ、A｣
｢ほんとに馬鹿……愛してる｣
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かふぇもか(プロフ) - しらすさん» 貴重なコメントありがとうございます！自信が無い上にスランプに陥り投稿遅れています(;;)ゆっくり投稿していきますので気長にお待ちいただけると嬉しいです！ (2019年10月10日 9時) (
レス) id: 7728c2dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - Part1から見てます。とても面白くて大好きです！更新楽しみに待ってます^^* (2019年10月8日 4時) (レス) id: 96841d17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2019年7月8日 1時
