もぬけの殻 ページ4
ソー「凄いな……元から並外れた強さを持っていたがここまでとは」
「まぁー……ね」
誤魔化すように笑い、城の門をくぐり抜ける。
ソー「まて、………城の様子が変だ」
ロキ「人の気配がしない」
「嫌な予感がする……」
慌てて王座の間に行くと、壁が崩れ、椅子や天井までもが崩壊していた。
王の寝室も地下室に行くが誰も居ない。
「どうなってる……」
アンク「一足遅かったのか…」
ソー「まさか……」
ロキ「…あぁ、そのまさかだ」
ロキの目線と指の先には、血文字で何かが書かれていた。
"
"
フロック「なんだこれ……」
「お前の生を怨み……死を恐悦する……」
アンク「……決戦の日は近い」
ロキ「……理解ができんな……何故そこまで恨むのか」
「それは……また後で話すよ……」
地下を出ていなくなった人達の居場所を考える。
｢さすがにアスガルド全員を連れていくはずもないよなぁ……｣
ソー｢あぁ、人数が多すぎる｣
フロック｢隠れられる場所とかないのか？｣
ロキ｢……｣
何か言いたげなロキに話を振る。
｢何か知ってるの？｣
ロキ｢あぁ……あいつに聞いた方が早い｣
｢……さっきからタイミングバッチリね｣
物陰から現れたのは、
ソー｢ヘイムダル！生きていたか！！｣
ヘイム｢はい…大半の民は無事です。王妃のおかげで｣
ソー｢いやお前もよくやってくれたよ｣
チラリとこちらを見るヘイムダル。
何か言いたげね。
｢何か私の顔についてる……？｣
ヘイム｢……いや、特に用は……｣
目線を戻しフロックスとアンクに頭を下げるヘイムダル。
何なのよ。
｢そう言えば……オーディン王は…？｣
そう尋ねるとヘイムダルは首を横に振る。
ヘイム｢月のものを処分した後に、ユリウスが来て……戦ってる最中に共に消えてから戻りません｣
アンク｢なるほど…｣
｢やってくれるね｣
ソー｢とりあえず俺は民のところに行ってくる。もう夕暮れ時だ、みんな休むといい｣
そういいヘイムダルと城を出ていくソー。
フロック｢行っちゃったな…｣
アンク｢とりあえず今日泊まる部屋に案内してもらってもいいか。1人で考えることがある｣
ロキ｢……案内しよう｣
この時初めてわかった、ロキちょっとやつれてる。
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かふぇもか(プロフ) - しらすさん» 貴重なコメントありがとうございます！自信が無い上にスランプに陥り投稿遅れています(;;)ゆっくり投稿していきますので気長にお待ちいただけると嬉しいです！ (2019年10月10日 9時) (
レス) id: 7728c2dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - Part1から見てます。とても面白くて大好きです！更新楽しみに待ってます^^* (2019年10月8日 4時) (レス) id: 96841d17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2019年7月8日 1時
