10 ページ10
「で、いつから来たらええん?」
「別にいつでもええよ〜亮ちゃんの来たい時で」
「俺暇やで?」
「う〜ん。強いて言うたら、木曜日は作業多いからから、手伝ってないもらえたらうれしいなぁ」
「わかった。木曜は授業少ないし、入るわ。ってか、授業後は基本入る」
「そんなんあかんよ〜若い子はすぐ無理しようとすんねんから〜」
「俺そんな弱ないで?」
「そういう意味ちゃうくて、ちゃんとお友達と遊んで欲しいってことやん」
「遊ぶ時は大体その日の気分やからな〜」
「じゃあ、うち来るんも気分でええよ?」
「そんな適当でええん?」
「若い時にしか出来ひんことたくさんして欲しいんよ」
遠くを見る瞳と、どこか切なそうな微笑み
マルは、できひんかったん?
「ふ〜ん」
「もうまた亮ちゃんはそうやってっ!」
「あ、もうこんな時間やん!」
「亮ちゃんお家どこなん?」
「そこの丘の上や」
「めっちゃ景色ええとこやん!」
「むっちゃしんどいで?電チャリ壊してもうたから、歩いてかなあかんし、ホンマ最悪や」
「送ってこか?」
42人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時音 | 作成日時:2021年11月3日 10時