雨降る夜空は、満天の星。 (ページ25)

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ーmaruー

｢すーばるー｣

｢無理やぞ｣

｢まだ何も言うてへんやんかぁ｣

僕の方は振り向きもせず、お水のコップだけ手に取り、そのまま口に含む

｢お前がそのキショい顔するときは大抵キショいこと考えてる時やねん｣

｢マルちゃんへこむわ～
も〜そんなこと言わんと～
わかってるんやったら話ぐらい聞いてくれてもええんちゃうん〜｣

｢聞くだけな｣

｢もう…｣

口悪くてぶっきらぼうやけど、すばるのそういう優しさ好きやで♪

｢あんな？さっきの子、錦戸亮ちゃんって言うんやけど｣

｢お前バイト採らんのとちゃうん？｣

｢そのつもりやってんけど、亮ちゃんはなんとなぁく勢いもあってん〜｣

｢勢いて…。そんで？｣

｢亮ちゃんとも仲良う…｣

｢ならん｣

｢もうちょっと聞いてくれてもええやないの…｣

｢聞くだけ無駄や｣

｢もう…とりあえず、いつものメニュー亮ちゃんに運んでもらうから、いつもみたいに睨みつけんといてよ？｣

なんで俺が…

とか思ってはるんやろけど

口ではああいいながらも、結局お願い聞いてくれるんねんなぁ～

頼りにしてんで、すばるくん♪