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そんな時やった



「おい、ガキ」



頭の上から声がして



「お前、ひとりなんか」



髪の長くて、目のでっかい兄ちゃんがおった


たぶん、中学生なんかな


制服やし…



「なんか言えや」



「…ひとり、やで」



「そうか、」



え、それだけ…?



「俺もや。」



えっと…



「一緒に、遊ぶ…?」



チラッと兄ちゃんの方を覗く



「しゃーないな」



ムスッとしながら


ドカッと俺の横に座る



この人、人見知りやねんな



俺もや…



なんかちょっとうれしいな


「なにわろうてんねん」



「えっと、その、」



「言いたいことはちゃんと言えや」



「久しぶりやねん…学校の子ら以外の誰かと、遊ぶん…」



「ふーん…」



聞いといてなんやねん



「俺もや…」



「んはっw」



「なに笑うてんねん」



「いや、兄ちゃんおもろいなw」



「勝手に言うとけ」



「ほな、そうするわ!」



それから、その兄ちゃんと遊ぶのが楽しみになってた

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作者名:時音 | 作成日時:2021年10月9日 0時

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