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｢みんな恋人と楽しむんやろな｣





そうつぶやくこの人はきっと






照れて手なんてつなげなくて


カッコつけて射的なんてやって


全然取れなくてムキになって


見つけたおいしい屋台飯を


一緒に口いっぱいに頬張って


俺の作ったやつのんが美味いって


無邪気にはしゃぐんやろな


帰り道には


なんとか手を繋ごうとして


言葉に詰まって


結局相手の方から


手を差し伸べられてしまうんや


白い肌と金色の髪が


月明かりに照らされて


顔真っ赤にしながら


お別れのキス

.3→←君をみていた 〜黒･黄〜



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作者名：時音 | 作成日時：2021年7月23日 22時

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