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DRAWING LaiN 〜黒・黄〜 ページ16
「なぁ、ここの入力どうやるんやったっけ」
「これはshiftキーを押して、このキー押せば出ますよ」
「お、ホンマや。ありがとう」
透けるような白い肌。それによく映える金髪。長めの前髪から覗くのは画面を見つめる真剣な眼差し。真剣に、けれど、おぼつかない指使いでパソコンと向き合う。
「なぁ、錦戸。」
「なんですか」
「来週末って予定入ってたっけ」
「確認します」
俺はその社長秘書。
忘れっぽい社長のスケジュール管理と練習中のパソコンをスキルアップさせるのが今の主な仕事。
「11時から栄都社の社長様との会食の予定です」
「あ〜じゃあその後やな。ミーティングしよか」
「承知しました」
仕事でのよりよい連携を図るために、月に数回社長とミーティングを行う。
真面目に仕事の話をするんは1回ぐらいで、大体はプライベートの話をしたり、趣味の話をしたり、ただの食事会のようになることの方が多い。
スケジュール帳に書き込んだ後、自分のパソコンを開いて社長と共有のスケジュール表へ打ち込む。
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作者名:時音 | 作成日時:2021年5月5日 16時