検索窓
今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:16,949 hit

桜色の想いをのせて 〜赤・黄〜 ページ26

ーryoー



「またこんな所でサボりですか?」



「ええねんええねん。天気いいんやから座っとるだけやもったいないやろ」



「何してるんです?」



校則を無視した長い髪にピアスの先輩は、その風貌からはわからないだろうけど、とても無邪気な人。


その手元には、


「紙飛行機とか懐かし笑」


自慢げに口角を上げる先輩の紙飛行機には、変な模様が付いていて、これはもしや、と思い元の姿に広げると



「すばるくん、さすがにこれは…」


「別にええやろ。どうせ捨てるんやから」



なんと4点の英語のテスト。


どうやったらこんな点数取れるんや…。
あ、授業サボっとるからか…。



「亮のは」


「100からすばるくんの点数引いてください」


「お前すげぇな!よし、そのテスト貸せ」


「え?何するんですか」



俺のテスト取り上げてあっという間に作り上げていく


ホンマにこの人は、器用なのか不器用なのかわからへんな


「亮は俺の点数上がれって願いながら投げろよ?俺は亮の点数下がれって投げる」


「え!? そんなん嫌ですよ!なんで下げられんとあかんのや!それに自分のテストの責任人に押し付けんといてください!」


「難しいことはどうでもええねん!遠くまで飛んだ方の勝ち!勝った方が現実になる!おりゃ!」


「うわぁー!」

.2→←.4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時音 | 作成日時:2021年2月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。