to you (ページ25)

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約束通り次の日は朝から章ちゃんとずっと一緒にいた
朝も起こしに来てくれて

｢りょー！おきてー！あさやで！｣

布団パシパシ叩かれるんが、なんとなくうれしかった

｢もう！仕事遅れるで？｣

｢ん、…。章ちゃん、俺まだ小学生やで？｣

｢亮どうしたん？寝ぼけとるん？｣

あれ、章ちゃん…？大きくなっとる…

｢もうどんな夢見てんのよ～w｣

あ、夢…

ぐるっと見渡すと、目に入ってくる馴染みの家具や雑貨、そして俺の恋人

｢あんな、章ちゃんと初めて会った時の夢見てん｣

懐かしいなぁなんて言いながら制服のネクタイを締める章ちゃん。

ホンマに大きくなったなぁ

｢僕今日日直やからもう行くけど、ちゃんと朝ごはん食べてな？｣

｢食べる食べる｣

絶対やで？って念押しする章ちゃんを玄関で腕の中に包む

あんなに小さかったんにな

｢いってきまーす！｣

元気よく玄関を開ける章ちゃんの首元にキラッと光るチェーン。その先に付いてるリング。

16才のプレゼントに俺が買ってやったやつ。

ずっと俺の横で笑顔を咲かせ続けてな

妖精が舞い降りたあの日

そうひまわりと約束した

end.