to you (ページ17)

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ーokuraー

｢もしな？マルちゃんと付き合えたら、まず一緒に登下校すんねん！そんでな？｣

さっき授業で使った歴史のノートにマルちゃんとの理想のデートプラン書き込んでると

｢なぁ、ホンマに、アイツだけはやめよ｣

また亮ちゃんがなんか言ってくる

｢お前が傷つくだけやって｣

｢そんなんわからへんやん｣

それに俺はこうやって考えてるだけで幸せなの

｢あんなぁ｣

またため息つく亮ちゃん

｢あ、マルちゃんや！｣

グラウンドにいるマルちゃんを発見

今日もかっこいいなぁ

俺の運命の人、マルちゃんだったりせえへんかな～

教室の窓から遠くのマルちゃんを眺める

え、あれ。今こっち向いた？

目合った？笑った！

｢亮ちゃん！大変や！今マルちゃんが俺に笑いかけてくれた！ニコってしてくれた！｣

あ、待って！ノートに書いた理想のデートの6番と同じ状態や！すごい！

やっぱりこれって運命の糸繋がってるってことやんな？

ーryoー

って乙女モード全開の大倉には悪いけど、

俺にはあの笑顔、気色悪いわ

｢なぁ、大倉…？｣

｢もうなにぃ。｣

｢ホンマに、聞いて？アイツはやめとけって｣