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41話 ページ42

「冨岡さん、詳しくお願いします」

「煉獄さんから愛の告白!キュンキュンしちゃう!」

『…えっ…ちょ、本気で?』




「………あれは、俺が伝える事があって煉獄を訪ねた時のことだった…」



遠い目をして、冨岡さんは話し始めた。

黒と白の縞々の羽織の男の人と、背の高い数珠をたくさんつけた男の人が冨岡さんの後ろに現れた。

冨岡さんは気づいてないようだ。



「俺が屋敷の庭に差しかかって、煉獄の姿が見えた。そこには炭治郎もいた…。」



更に冨岡さんの後ろには
さねみん、もとい不死川さんが現れた。

冨岡さんは気がついていないようだ。



「俺が、煉獄に声をかけようとしたその時だった。」



冨岡さんの後ろには珍しく遅れずに来た宇髄さんが現れた。

冨岡さんは気がついていないようだ。






「その時…煉獄が俺に指を指し恐ろしく真剣な顔で、

【君のハートに昇り炎天!!】
と叫ん…」



「「「「ッンブフォっ!」」」」





後ろから急に吹き出し笑いが聞こえた冨岡さん驚いて前に倒れた。


「君のwハートにww昇りw炎天wwwブホォッ!」

「煉獄はァw一体何をwwくく…」

「南無阿弥陀仏w…れ、煉獄」





おいそこ!笑いながら読経すんな!



『しのぶちゃん、昇り炎天て何?』

「ああ…ぷっ!煉獄さんの使う炎の呼吸の型名です…w」

なるほどね。



しのぶちゃんも滅茶苦茶笑ってらっしゃる。



何かを思いついたのか、宇髄さんが大声を出す。

「こうしようぜ!
恐らく次来るのは煉獄だ。みんなで煉獄に向かって【君のハートに昇り炎天!】

はい、これ完璧」





他の柱さん達が次々に賛成した。




うわぁ、杏寿郎の同僚変な人多いなあ。




皆で練習が始まった。

おかしいだろ…




指を前に突き出し、腰に手を当てて、

冨岡さんが一生懸命その時の杏寿郎を再現する。


「いや、そうではない……こう、

…違う、こうだ……いや違う」





「一番煉獄の事知ってるAが指導したほうがいいんじゃねえの?」









………え?
 

マジで?



『そこ!肘曲がっとる!やり直し!』
 
「はい!【君のハートにのぼ…】ッブフゥ!」

『やる気あるんか不死川ァア!』




「すみません!!もう一度お願いしま…ブフォオ!」

『不死川ア"ァアァア!!!』








もうほんとなにしてんの私。

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おさかなだいすき(プロフ) - ことりさん» ほんとですか!!嬉しいです!!これからも応援よろしくお願いいたします!君のハートに昇り炎天!!! (2021年1月21日 21時) (レス) id: cdd0af75bb (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - 36話思いっきり爆笑しましたwすっごい好きです!!これからも楽しみにしています! (2021年1月12日 13時) (レス) id: 676d79dd2d (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - はりはりさん» あ!りがとうございます!!! (2020年11月23日 16時) (レス) id: cdd0af75bb (このIDを非表示/違反報告)
はりはり(プロフ) - すっごい好きです!!!主さんストーリー作るの上手っ!!!!! (2020年11月23日 3時) (レス) id: 52ba9d7a4c (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - 麗さん» ありがとうございます!!!修正します!! (2020年11月16日 15時) (レス) id: cdd0af75bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさかなだいすき | 作成日時:2020年4月5日 10時

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