25話 ページ26
着いたのは蝶屋敷で、私が蝶屋敷を知っている事に、村田さんはまた驚く。
「Aさん…何者なんですか。」
『何者だと思いますか』
「えっ…」
『ふふ。一回来たことがあるだけですよ。』
戸惑う村田さんが可愛い。
二つ結びの可愛い女の子がしのぶちゃんのもとへ案内してくれた。
「そうですか！炎柱様の幼馴染！
炎柱様に知らせておきますね。」
ハキハキ言う。可愛い。可愛い子しかおらんのか。
知らせなくていいよと言おうとしたが、しのぶちゃんの部屋に着くとすぐに何処かに行ってしまった。
「あら、Aさんじゃないですか。」
丸椅子に座ったしのぶちゃんが私を見て驚いたように言う。
『鬼に襲われてちゃって、村田さんに助けて頂いたの。』
部屋の隅に縮こまって立つ村田さんを示しながら言う。
それを聞いたしのぶちゃんは笑顔は崩さず、しかし怒ったように言った。
「Aさんを襲うなど、身の程を知らない鬼がいたものですね…。」
怒ってらっしゃる…
「村田さん、Aさんの診察をはじめるので外に出て行ってください。」
しのぶちゃんがそう言うと、村田さんはビクッとして
「あ、はい…」
と部屋から出ていった。
「…腕の傷、命には関わらない程度の怪我ですが、痕は消えないかと思います。」
傷を診てくれたしのぶちゃんがそう言う。
『そっか…。しょうがないよね。』
私がそう言うと、しのぶちゃんは
「この事を煉獄さんが知ったら激昂するでしょうね。」
と言った。
…え。
『…私に？え。怖いやだ。』
「鬼にですよ。まあAさんも怒られると思いますが。」
…え！怒られんの私。やだ。杏寿郎怒ったら怖い。
青い顔をしていると、しのぶちゃんが私に言う。
「私も怒っているんですよ？Aさん。」
え
「日が沈んでから女性一人で外を出歩いてはだめですよ。
そもそも今回は鬼でしたが、この世に変な奴は沢山いるんですから。
襲われて今回のように運良く助かる事なんて
今後一切ないと思ってください。
煉獄さんもおっしゃっていましたが、
自分が女性だ、ということをしっかりと頭に入れること。
しかもAさんは美人なんですから
人一倍気を……」
うはあ！耳が痛い！！！
「とにかく。今後は気をつけて行動すること。今日は遅いので泊まって行ってください。」
そういうことで、本日は蝶屋敷に泊まることになりました。
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おさかなだいすき(プロフ) - ことりさん» ほんとですか！！嬉しいです！！これからも応援よろしくお願いいたします！君のハートに昇り炎天！！！ (2021年1月21日 21時) (
レス) id: cdd0af75bb (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - 36話思いっきり爆笑しましたwすっごい好きです！！これからも楽しみにしています！ (2021年1月12日 13時) (レス) id: 676d79dd2d (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - はりはりさん» あ！りがとうございます！！！ (2020年11月23日 16時) (レス) id: cdd0af75bb (このIDを非表示/違反報告)
はりはり(プロフ) - すっごい好きです！！！主さんストーリー作るの上手っ！！！！！ (2020年11月23日 3時) (レス) id: 52ba9d7a4c (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - 麗さん» ありがとうございます！！！修正します！！ (2020年11月16日 15時) (レス) id: cdd0af75bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさかなだいすき | 作成日時：2020年4月5日 10時
