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31話 ページ32

とりあえず三人と一緒にゴールまで走る。



三人は健脚でした。
お父さんも凄く速かったです。




他の生徒はまだ来ておらず、私は一位を勝ち取った。

そりゃあんな無茶苦茶なお題だったら勝つよね…


鏑丸(伊黒先生付きでも可)を引いた生徒は、伊黒先生にペットボトルロケットをぶつけられていた。理不尽。






“一位は高等部現文担当、A先生です”
放送が流れた。


「A先生ー!」
「おめでとー!」

生徒たちの声が生徒席から聞こえる。




まさか一位を取れると思ってなかったので普通に嬉しい。


“お題は――――金髪で毛先が赤い男性三人でした。クリアです!!!”





湧き上がった大きな歓声に応えるように、両手を挙げて振った。



一位とるって嬉しいもんだな。

運動で一位とるのとか何気に初めてかもしれん。(極度の運動オンチ)

嬉しい…!







『ありがとうございました!嬉しいです!』

笑いながら言うと、何故かにっこり笑った煉獄家の三人から頭を撫でられた。


んー?幼児とかだと思われてます?私。






二位はとれたてのイワシ100匹を連れて帰ってきた生徒でした。すげえ。


それ以外の生徒は行方が不明になったり、伊黒先生と冨岡先生に伸されたりして棄権になった。可哀想…


そして借り物競走は幕を閉じた。
行方不明の生徒は帰ってきた。良かった。









煉獄くんと二人で教員席まで次の競技の邪魔にならないように遠回りして帰る。



『煉獄くんありがとね。』
とりあえずお礼。

「ああ!役に立てて嬉しい!」





お返事が男前。



この人が本当に私の幼馴染だったのか…

私のお母さんとお父さんは一切何も教えてくれなかったけど。

気を遣ってくれてたのか忘れてたのかどっちだ。






「…俺と君は前世でどんな関係だったんだろうな!

……千寿郎だけでなく父上までも君のことを知っている様子だった!」


我慢できない、といった様子で煉獄くんが私に尋ねた。






あー…今が丁度いい機会のような気もするなぁ。

言うか。





『……千寿郎くんからさっき聞いたんだけど』

「うむ!!」




煉獄くんが大きな声で返事をして私をじぃっと見つめる。

そんな見られたら言いにくいよ。






『…私達…幼馴染だったらしいよ。』




そう言うと、煉獄くんは目を見開いたあと少し黙ってから返事をした。



「…そうか!」





んえぇ…なんの間…?怖い。

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菰#夜桜#炎柱#鬼滅オタク - 絶対続き読みます! (2020年10月7日 16時) (レス) id: b2420ac3d4 (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - nasiremonさん» びゃあ!!!褒められた!嬉しい!!更新頑張ります!!これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月12日 22時) (レス) id: 2ba5de8c1b (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - 面白いですね!!ちょいちょい入ってくるギャグが毎回どツボにはまりますww更新頑張ってください!! (2020年6月12日 21時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - ねねさん» わー!!ありがとうございます!!嬉しすぎて喉乾いてきました!!頑張ります! (2020年6月7日 21時) (レス) id: 2ba5de8c1b (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - 炎さん» ありがとうございます…牛丼美味しいですよね!食べたいです。 (2020年6月7日 21時) (レス) id: 2ba5de8c1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさかなだいすき | 作成日時:2020年5月17日 20時

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