30話 ページ31
金髪で毛先が赤い…？男性…？
…煉獄くんと千寿郎くん…？
え、二人しかいないぞ。
とりあえず煉獄くんと千寿郎くんを迎えに行く。
『煉獄くん！』
私が呼んでいるのにいち早く気づき、煉獄くんは私のもとへ走ってきてくれた。
優しい。そして走るの速い。
「俺が必要か！」
『うん！あと千寿郎くんも！』
「わかった！」
煉獄くんが大きな声で返事をする。
その時急に体がふわっと浮く感覚がした。
『ぴっ！？』
煉獄くんが私を横抱きにしたのだ。
『……え、何…？気でも触れた？』
煉獄くんを見上げると、煉獄くんはにっこり笑って言った。
「俺のほうが走るのが速いからな！」
ひぇ…マウント取られた…(違います)
しかも顔がよすぎる…近い…
100％善意なんだろうけども、この大勢の観衆の前で姫抱きされるってどんな苦行だよ
『…おろしt』
「行くぞ！！」
『っひゃ…！』
耳元で風を切る音がする。ま、ちょ、速いよ！速い！
『ねえ、こわい煉獄くん！…こわいってば！
……聞いて！？』
「君のことは絶対に落とさないと誓う！」
『イケメン！』
千寿郎くんが座っている校庭の隅まで、驚きの速さで着いた。
「千寿郎！一緒に走ろう！」
煉獄くんが私を降ろし、千寿郎くんを呼ぶ。
「走ります！」
「では行こう！」
千寿郎くんの言葉を聞き、煉獄くんが言う。
『まってまって、あのこれ見て』
お題の紙を煉獄兄弟に見せる。
二人は同じ顔をして紙を覗き込み、揃って読み上げた。
「「金髪で毛先が赤い男性三人」」
『で、一人足りないの。あなた達と同じような髪色の人他に知らないし』
困ったわ、と私が言うのを聞き、煉獄くんが口を開く。
「千寿郎、父上は今日来ているのか？」
「はい、確か掲揚柱の近くに母上と一緒にいらっしゃいました」
「迎えに行ってくる！」
そう言い残して、煉獄くんはグラウンドの真反対にある掲揚柱まで走って行ってしまった。
……？
15秒後。
同じ顔がみっつ…
「む！Aか！？前世ぶりだな！！」
『ん…？あ、AAです！』
「よもや千寿郎だけでなく父上までAと知り合いなのですか！」
「兄上…まさかAさんのことを苗字で呼んでいるんですか…」
「一体千寿郎はAと前世どんな関係だったんだ！」
「俺はAさんにぼた餅を作ってもらったこともあります！」
「む！」
カオス〜！！
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菰＃夜桜＃炎柱＃鬼滅オタク - 絶対続き読みます！ (2020年10月7日 16時) (
レス) id: b2420ac3d4 (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - nasiremonさん» びゃあ！！！褒められた！嬉しい！！更新頑張ります！！これからもよろしくお願い致します。 (2020年6月12日 22時) (レス) id: 2ba5de8c1b (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - 面白いですね！！ちょいちょい入ってくるギャグが毎回どツボにはまりますww更新頑張ってください！！ (2020年6月12日 21時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - ねねさん» わー！！ありがとうございます！！嬉しすぎて喉乾いてきました！！頑張ります！ (2020年6月7日 21時) (レス) id: 2ba5de8c1b (このIDを非表示/違反報告)
おさかなだいすき(プロフ) - 炎さん» ありがとうございます…牛丼美味しいですよね！食べたいです。 (2020年6月7日 21時) (レス) id: 2ba5de8c1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさかなだいすき | 作成日時：2020年5月17日 20時
