5.『無関心』だけがない ページ7
「お嬢様、ここは子供の来るところじゃないよ？」
1人の男がそう嫌味たらしく言う。
しかし、Aがそいつを見たあとに隣にいる男を睨むと、会話をしていた相手がひるんだ。
「おい、Aを相手にするのはやめよう。ろくなことがない！」
嫌味を言う男を説得しだした。
「なんだ、こんな競売パーティーにもお嬢様は出席するんだな。
お前がほしいようなモノは今日のパーティーじゃねぇよ。
さっさと帰れ」
男がそう言う。
クラピカはAの前に入り、Aに手を伸ばしたその男の手首をつかむ。
その手に力が入る。
「んんっ！？なんだ貴様はお前もお前なら、護衛も護衛だな、そんなハッタリは通用しないぜ？」
クラピカは男を睨みつけて、怒りの言葉を口にした。
細いクラピカを見ての言葉だろう。
Aはその緊迫した状況にも、クラピカが男を掴んだことにも動揺はしなかった。
「ハッタリではない。
脅しだ。
行動には気をつけろ」
クラピカの一言に、隣にいた男はすーっと逃げていった。
「こんな細くてちっせー奴を護衛に置いて、どうするつもりだ？A」
男は額に汗をかきながら、なおもAをなじる。
それにAはまっすぐに男の目を見た。
ブレない視線。
「私がいつも自分の傍に置くのは、志が強い瞳を持つ者。
私を殺せるくらいの度胸と目を持つのが条件なの」
「...殺せる度胸？」
クラピカに手を掴まれたまま、そう言葉を返す。
そこへ、Aとクラピカに歩み寄る人物が
「さすがだよA」
その声に振り返るAとクラピカ。
「クロロ！」
Aは驚いた声をあげて、クロロへ柔らかい笑顔を向けた。
「1番近い者に命を狙われている感覚は、俺も嫌いじゃない」
クロロはそう笑い返した。
そのクロロの登場に1番驚いているのは、その場にいたクラピカだった。
男の手を掴んだまま、クロロをみて意識がそこになくなったように見える。
その様子に気づいて男はクラピカの手を振り払う。
「ちっ...人が増えてきて厄介だぜ...」
そう言い捨てて去っていった。
なお、クラピカはAと久しぶりの小話をしているクロロから目を離せずにいる。
「何故...お前がここに......」
絞り出すようなクラピカの言葉。
クロロとAはクラピカの方を向く。
「クラピカ？知り合いなの？クロロと」
クロロはクラピカに余裕の再会を意味する笑みを浮かべた。
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アヤミ(プロフ) - かぐやさん» 嬉しいとか、逆に嬉しい！！！これからも面白い物語を楽しみに待ってます！！ (2016年8月11日 8時) (
レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - アヤミさん» いやはーや、詰んでたから本当に嬉しいです!!!!!!!!やっぱりクラピカはイケメンであってほしい!!!! (2016年8月11日 5時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 今回の更新最高でしたぁああ！！！！！かぐや様は、やっぱり神ですね！！！…またTwitterの方でもよろしくお願いしますね！(`・ω・´)(@ayami_hosiremo←こいつです…笑) (2016年8月10日 23時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
赤鎖(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます！！断られたらどうしようかと…！ これから、よろしくお願いします！！ (2016年7月19日 20時) (レス) id: 6942f71cd3 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 赤鎖さん» 友達申請意味がわかりました!!!!申請送らせていただきました！ (2016年7月19日 16時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田家具店 | 作成日時：2016年6月24日 4時
