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43.『無関心』だけがない ページ48

「いいぜ、話せよ。
クラピカ」

すうっと息を吸って、話し始めた。
「私が護衛しているのは、世界一のマフィア結社のボスだ。
緋の目をおおく取り引きしている。
私も彼女のおかげで、かなり取り戻せた」

話しながらテーブルの上で、両手を合わせてくむ。
クラピカが珍しくとてもゆっくり考えながら話している事に、レオリオは少し目を大きくする。
しかし、もう一つ、彼が目を大きくした内容があった。

『彼女』という言葉だった。

「クラピカ...世界一のマフィア結社の『彼女』って...」
レオリオがどのマフィアか絞ったところで、クラピカはどうも観念したように顔を上げる。

「あぁ...ボスの名前はA...
『お嬢』と呼ばれる。かなり頭の切れる女ボスだ」

「すげぇところに関わってんな...」
すこし冷静になるためと、頭を整理するためにか、レオリオは頼んだ暖かいコーヒーには手をつけず、水を一気に飲み干した。

「続けてくれ」
そう言ったのを合図にクラピカは話を再開する。

「彼女は以前幻影旅団、団長のクロロと取り引きしていた。
今は、取り引きはしていない。

ただ...ヒソカがクロロとのタイマンを理由に、緋の目の情報とクロロとのタイマンの機会を作る事と、取り引きしないかと持ちかけてきてだな......

私は...彼女を守れなかった......」

クラピカの1通りの話を聞いたレオリオ。
水の入ったグラスを手に持ったまま、固まる。
理由は簡単だった。


このクラピカが、マフィアの彼女を本気で守ろうとしている点である。

「クラピカ...Aは極悪非道なマフィア結社のボスだぞ......?
いくら仕事とはいえ、そこまで.....気に病む事なのか...?

いつもは、雇い主の事をそんなに.........」

レオリオは首を振る。

「どうしたんだよ...クラピカ」


クラピカはその場で頭を抱える。
「私も分からない...!!!!今、ここでレオリオと話していると、今までに麻痺していたのかもしれない...!!
私は緋の目を集める為だけに、そこに来た。
なのに......Aは、私と自身の罪を許されたいと、緋の目を集めている。大金をかけてな......


レオリオが以前言っていたように、金で集めている。
結局、金....お前は正しい」

クラピカの言葉でレオリオは明白にしていく。

「ちがう、クラピカ。

そうじゃない......お前、まさか...」





「私は、彼女に恋をしてる。

どうしようもないほどにな」



クラピカはそう言ってから
「分からない事だらけだ」
と付け足した。

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アヤミ(プロフ) - かぐやさん» 嬉しいとか、逆に嬉しい!!!これからも面白い物語を楽しみに待ってます!! (2016年8月11日 8時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - アヤミさん» いやはーや、詰んでたから本当に嬉しいです!!!!!!!!やっぱりクラピカはイケメンであってほしい!!!! (2016年8月11日 5時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 今回の更新最高でしたぁああ!!!!!かぐや様は、やっぱり神ですね!!!…またTwitterの方でもよろしくお願いしますね!(`・ω・´)(@ayami_hosiremo←こいつです…笑) (2016年8月10日 23時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
赤鎖(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます!!断られたらどうしようかと…! これから、よろしくお願いします!! (2016年7月19日 20時) (レス) id: 6942f71cd3 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 赤鎖さん» 友達申請意味がわかりました!!!!申請送らせていただきました! (2016年7月19日 16時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田家具店 | 作成日時:2016年6月24日 4時

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