37.『無関心』だけがない ページ41
「キミがAか...♡」
大きな教会の屋根に立つA。
月を背景に、シルエットだけを映す。
ヒソカはそれを見上げてそう一言言った。
華麗に舞って、同じ屋根に乗る。
すると、逆光で見ることができなかったAの顔がはっきりと月明かりで見ることができた。
「ん〜...♡ボクと遊んでくれるのは......キミかい？」
クロロがいないことに残念な様子はなく、Aを舐めるように見る。
Aは凛とした様子で、ヒソカに怯えることもなく、まっすぐに見返す。
「クロロとはビジネス上で結構いい付き合い方をしてきたんだ......
だから、売ることはできないよ。
それが緋の目の情報と交換でも。
私に勝ったら機会つくるよ」
Aのチャイナドレスは、ヒラヒラと夜風に靡く。
「分かってる癖に...♡
強情だね...キミ」
ヒソカはにやりと笑った。
トランプを指に挟む。
Aに向かいゆっくりと歩きながら、指に挟むトランプを
１枚、
また１枚と増やしていく。
それを見て、Aは双錘を具現化する。
2本の杖のようなものの先端には、それぞれ大きな鉄の飾りがついている。
「金麗玉錘っていうんだ。
あまり戦いは好きじゃないんだけど...」
その武器、オーラの量を見て、
ヒソカはゾクゾクと身体を震わせるのだった。
「クロロのお気に入りって聞いてたから...♡
期待してたんだけど......本当に裏切らないね♪
ゾクゾクしちゃうよ......A」
ヒソカはAのオーラの量をみて、指に挟むトランプをすべてしまった。
「ちょっと...やる気でちゃった♡」
ヒソカが地面を蹴り、
驚くほどの速さでAへ距離を縮めてきた。
Aの間合いに入ると、ヒソカは懐から外に向かって腕を振り切った。
−カァン!!
金属の音が響く。
Aは玉錘を交差してヒソカの攻撃を受けたのだった。
あまりの速さに飛び退くこともできなかった。
スッとしゃがみ、下から上へとAは玉錘を振り上げる。
が、ヒソカはそれをその距離でかわす。
「......この距離で!?」
ヒソカの振り切った手には、
しまったはずのトランプがあった。
そこからトランプを投げる。
それを玉錘で受けながら、ヒソカと距離を取った。
「くっくっくっ...
やっぱり......これじゃキミを楽しませてあげれないか♪」
トランプをまたしまった。
Aはヒソカをまっすぐに見つめたまま、玉錘を両方振り下ろす。
「こんなに強いなんて思わなかった......
ヤバイかも......」
額の汗を袖でぬぐった。
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アヤミ(プロフ) - かぐやさん» 嬉しいとか、逆に嬉しい！！！これからも面白い物語を楽しみに待ってます！！ (2016年8月11日 8時) (
レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - アヤミさん» いやはーや、詰んでたから本当に嬉しいです!!!!!!!!やっぱりクラピカはイケメンであってほしい!!!! (2016年8月11日 5時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 今回の更新最高でしたぁああ！！！！！かぐや様は、やっぱり神ですね！！！…またTwitterの方でもよろしくお願いしますね！(`・ω・´)(@ayami_hosiremo←こいつです…笑) (2016年8月10日 23時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
赤鎖(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます！！断られたらどうしようかと…！ これから、よろしくお願いします！！ (2016年7月19日 20時) (レス) id: 6942f71cd3 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 赤鎖さん» 友達申請意味がわかりました!!!!申請送らせていただきました！ (2016年7月19日 16時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田家具店 | 作成日時：2016年6月24日 4時
