33.『無関心』だけがない ページ37
「久しぶりだね♡元気?」
道化ルックのヒソカは、隣に座るクラピカにそう笑いかける。
その細くて金色の瞳は、クラピカを舐めるように見るのだった。
なにより強い者を求めるヒソカは、クラピカの可能性に彼に会う度にウズウズしてきた訳で。
それも久しぶりの再会に、ヒソカはゾクゾクと昂った。
パーティーに参加したAに付き添って会場に来ていたクラピカ。
その1階のパーティー会場ではなく、2階のバーに来ていた。
陽が沈み、夜も更けた12時の事だった。
「ヒソカ、何の用だ」
クラピカが強くそう返せば。
ヒソカはその金色の瞳を細めて、ブランデーグラスの縁を人差し指でなぞる。
その怪しい指先にクラピカは気持ち悪くなる。
クラピカがふとヒソカの顔をみると、ヒソカはその鋭い瞳でクラピカを見つめていた。
「クックックッ...」
喉で笑う。
「じらすなヒソカ」
「これ♡キミが欲しい情報...なんだケド?」
そう言ってクラピカの前に茶色の大きな封筒を見せた。
それは以前Aの部屋で見た......
「何故貴様が......?クロロに会ったのか!?」
クラピカが手を伸ばすと、ヒソカは「おっと♪」と封筒を自分の方に引いた。
「ダメダメ♡ボクのお願いを一つ...聞いてくれないと♪
キミにしか頼めない事なんだけど、やってくれるか確信がなかったからさ♪」
「用件を聞こう......ヒソカ」
クラピカは、封筒を持ち階段を降りてくる。
すると、そこにはAが立っていた。
「クラピカ...探したよ?会場にもいないんだから...もう...」
Aはふふっと笑って、クラピカの元にくる。
クラピカはちょうど階段を降りきった。
クラピカの持つ封筒を見ると
「クラピカ?」
名前を呼ぶ。
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アヤミ(プロフ) - かぐやさん» 嬉しいとか、逆に嬉しい!!!これからも面白い物語を楽しみに待ってます!! (2016年8月11日 8時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - アヤミさん» いやはーや、詰んでたから本当に嬉しいです!!!!!!!!やっぱりクラピカはイケメンであってほしい!!!! (2016年8月11日 5時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 今回の更新最高でしたぁああ!!!!!かぐや様は、やっぱり神ですね!!!…またTwitterの方でもよろしくお願いしますね!(`・ω・´)(@ayami_hosiremo←こいつです…笑) (2016年8月10日 23時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
赤鎖(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます!!断られたらどうしようかと…! これから、よろしくお願いします!! (2016年7月19日 20時) (レス) id: 6942f71cd3 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 赤鎖さん» 友達申請意味がわかりました!!!!申請送らせていただきました! (2016年7月19日 16時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田家具店 | 作成日時:2016年6月24日 4時