1.『無関心』だけがない ページ3
クロロが帰り、たくさんの緋の目をテーブルに並べ、それをソファに座り眺めるA。
先ほどとは打って変わり、Aの周りには誰もいない。1人だ。
そこへ黒いスーツの男が、金髪の美青年を連れてきた。Aは緋の目から、その青年を見上げる。
次に黒いスーツの男とAが目が合うと、彼は話しはじめた。
「募集からきた奴だ。クラピカという」
クラピカ...彼は男の説明が終わると、Aに軽く頭を下げた。
ソファから立ち上がるA。クラピカの前に立つ。
クラピカと同じくらいの歳、そしてクラピカより低い身長。
Aは手を差し出した。
「よろしくねクラピカ。
私はA」
クラピカはAの手を握った。
「クラピカです、よろしくお願いします」
「こいつにはここの警備を」
「私の傍に置いてよ。
いいよね?」
Aは手を握ったまま。
男の言葉を遮る。
Aはクラピカの目を見つめたまま、逸らさない。
「なにを言ってる!!募集からきた奴をいきなり...」
ぱっとクラピカから手をはなし、拾いソファに膝をかかえて小さく座る。
「私はいいと思うんだけどなぁー...
いいじゃん!お願い!...だめ?」
両手を合わせてお願いをするA。
そのAに男はため息をついて、小さな声で「好きにしてくれ」と言った。
「いいって、よろしくね♪」
にっこり爽やかに笑うAに、クラピカは笑うことなく応える。
「はい、喜んで」
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アヤミ(プロフ) - かぐやさん» 嬉しいとか、逆に嬉しい!!!これからも面白い物語を楽しみに待ってます!! (2016年8月11日 8時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - アヤミさん» いやはーや、詰んでたから本当に嬉しいです!!!!!!!!やっぱりクラピカはイケメンであってほしい!!!! (2016年8月11日 5時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 今回の更新最高でしたぁああ!!!!!かぐや様は、やっぱり神ですね!!!…またTwitterの方でもよろしくお願いしますね!(`・ω・´)(@ayami_hosiremo←こいつです…笑) (2016年8月10日 23時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
赤鎖(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます!!断られたらどうしようかと…! これから、よろしくお願いします!! (2016年7月19日 20時) (レス) id: 6942f71cd3 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 赤鎖さん» 友達申請意味がわかりました!!!!申請送らせていただきました! (2016年7月19日 16時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田家具店 | 作成日時:2016年6月24日 4時