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0.『無関心』だけがない ページ1

幼い顔に華奢で小柄、真っ白の肌。
深くスリットの入ったチャイナ服で、大きな革のソファに座る。
彼女の両脇には、厳つい男が2人。
黒いスーツに黒いサングラス腕を後ろに組み立っている。

彼女の前に1本の軌道をつくり、その軌道にはまたズラリと黒い男達が1列に並んでいる。

その軌道を颯爽と歩き、彼女に近寄る真っ黒いロングコートの男。
背中に逆十字。
彼女の前にくる。
すると彼女の傍らにいる男が、アルミのハードトランクを、目の前にあるテーブルに勢いよく置いた。

開けて、ロングコートの男に見せる。
大量の金...

目で見ては数えられない金額だ。

彼女は、ふっと笑い組んでいた長い脚をとく。
ソファから立ち上がり、次にテーブルに座る。そしてトランクから札束を1つ手に取る。


目の前の男を見ながら、その札束でトランクにあるたくさんの札束達を撫でた。
ふふっと笑う。

「乗った」

そう言うと、彼女が手を2回叩く。
黒い男2人が、ロングコートの男が歩いてきた方向から、
風呂敷につつまれた大きなワゴンを引いてくる。
ワゴンは大人1人を大きく上回る高さだった。
黒いロングコートの男はそれを見上げる。


彼女は立ち上がりそのワゴンに近寄った。
黒いロングコートの男も彼女に近寄りワゴンを見上げる。

彼女が一気に風呂敷を取り、ワゴンの中身をみると...


たくさんの緋の目。



紅く美しく輝いていた。


「A、これで50だ」



「さすが、蜘蛛。やっぱり頼んで良かった。
ありがとう。とってもいい取り引きだったよね。
そう思わない?」
Aと呼ばれた彼女は、とても爽やかに笑う。

「そうだな。
ただ、結構変なところに住んでて、行くまで大変だったよ。Aの頼みなら、俺は構わないけど」

頬をぽりぽりと指でかく彼に、Aはふくれた。
「そんな事言わないでよクロロ!それくらいは払ってると思うけど?」

するとクロロという男は眉をあげて空笑い。
そしてAの顎を人差し指で自分の方にむけた。
「当たり前だろ?おそらく世界一のマフィア結社だ。足元はみえてるんだぞ?
麻薬カルテルと人身売買組織のお嬢様」


Aは悪い女の顔をする。

「また、頼んでもいいよね?」


「喜んで」

山田家具店です→



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アヤミ(プロフ) - かぐやさん» 嬉しいとか、逆に嬉しい!!!これからも面白い物語を楽しみに待ってます!! (2016年8月11日 8時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - アヤミさん» いやはーや、詰んでたから本当に嬉しいです!!!!!!!!やっぱりクラピカはイケメンであってほしい!!!! (2016年8月11日 5時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 今回の更新最高でしたぁああ!!!!!かぐや様は、やっぱり神ですね!!!…またTwitterの方でもよろしくお願いしますね!(`・ω・´)(@ayami_hosiremo←こいつです…笑) (2016年8月10日 23時) (レス) id: dcc37d5cfe (このIDを非表示/違反報告)
赤鎖(プロフ) - かぐやさん» ありがとうございます!!断られたらどうしようかと…! これから、よろしくお願いします!! (2016年7月19日 20時) (レス) id: 6942f71cd3 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 赤鎖さん» 友達申請意味がわかりました!!!!申請送らせていただきました! (2016年7月19日 16時) (レス) id: 7761bad027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田家具店 | 作成日時:2016年6月24日 4時

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