59.囚われた鳥のように ページ9
ヒソカが待ち合わせに選んだのは、あの一年前の森。
その時点でイルミは、「めんどくささ」を感じていた。
イルミがたどり着くと、既にヒソカがそこにいた。
「久しぶり♡ちょっと話したくって...少しデートしてくれる？♡」
相変わらずピエロ仕様のヒソカ。
手にトランプをあそばせて、にやりと笑った。
「別にいいよ。で？聞きたいことってなに？わざわざ会って話すこと？」
ヒソカはくねくねとイルミに近寄ると、人差し指をイルミにむけた。他の指にはトランプが挟まれている。
「ウソつき...♡とっくに渡り鳥を捕まえていたのはウソつきだよ...♡あの時、ボクに
『探すのは勝手だけど、手を出したら殺す』
なーんて芝居まで打ってくれちゃって♡名演技だったよ♡」
ヒソカは身振り手振り激しく天を煽った。
イルミはそんなヒソカをみて呆れたように腕を組む。
「あの時はまだ捕まえてなかったよ。検討はついていたけどね」
「なんで教えてくれなかったの♡」
膨れるヒソカ。
そのヒソカにイルミは目を細めた。
「絶対に言わないって決めてたからね。彼女はオレが先に見つけたし。
わざわざヒソカには一番最初に『渡り鳥のAはオレのものだから』って言ったよね？」
ヒソカはつうっと額に汗を流した。
「...言った♡」
そのヒソカをじとっと睨むイルミ。
額の汗を増やすヒソカ。
「言ったよね？」
責めるイルミ。
たまらずヒソカは数歩さがった。
「ごめんってごめん♡だからお願い♡また一緒に仕事してよ♡」
ね？♡と懇願するヒソカ。
「まぁ...でもAはしばらく起きないから。ヒソカが会うことはないよ」
「あんなに彼女を傷つけること許さなかったのに？♡」
ヒソカがふふっと笑うと、イルミは肩をすくめてため息をついた。
「家庭の事情でね」
ヒソカは木に背中をあずけた。
「あーー♡.....キミの家族に目をつけられたんだね♡カワイソ♡」
イルミはその一言に機嫌を損ねたのか、ヒソカに背を向けて帰ろうとした。
「Aはオレだけのモノなのに......ほんと、どいつもこいつも......」
振り向きざまに、ヒソカに針を数本飛ばした。
ヒソカの頬をかすめて、背中を預ける木に刺さった。
イルミはそのまま黒い髪を揺らして去ってしまった。
「え？♡......まだ怒ってる？？♡」
ヒソカは仕事を頼むためイルミを呼んだことを思い出した。
「あ...♡」
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uiahyxgqd4bpbeqfusm(プロフ) - すいませんありがとうございます！楽しませていただきます(*´ω｀*) (2016年8月23日 8時) (
レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - uiahyxgqd4bpbeqfusmさん» ありがとうございます！！そうでしたかぁ〜！作品の連載が既に終了しておりますので、この先満足いけるほどクロロがでてきてくれるか心配ですが、思い入れある作品なので読んでいただけたら、嬉しいですー！！ありがとうございます！ (2016年8月23日 4時) (レス) id: 94caa5fef1 (このIDを非表示/違反報告)
uiahyxgqd4bpbeqfusm(プロフ) - どうも！いつも楽しく読ませていただいてます！この小説のイルミ兄さん大好きです！！あと個人的にはクロロも好きなので、できればもっと出してほしいかなーと思ってます。これからも頑張って下さい！！( ´∀｀) (2016年8月23日 1時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
ももたろニャン(プロフ) - ねねさん» はーん!ありがとうございます!!!!キャラ崩壊を恐れています私です笑 好きすぎてなんて!!嬉しすぎます!!ありがとうございます頑張ります~!!!! (2016年4月23日 0時) (レス) id: 9ac856b49e (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - 毎日更新楽しみにしています！作者様の描くイルミが好きすぎて…！！ドキドキしっぱなしです。これからも応援しています♪ (2016年4月22日 23時) (レス) id: aea72b4078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももたろニャン | 作成日時：2016年4月22日 12時
