�Ю賤僂�医者さん ページ7
それから何度かの召集と解散がまたあった。
ヒソカというあの野郎は、団長の召集に何度も現れなかった。
こんなに自由にしているのに、団長は奴に甘い。
そこに甘えている所もいけすかねぇ。
夜の街を歩きながら、ふと空を見上げる。
月が綺麗だな……
歩いてきた方がなんだか騒がしく、
急ブレーキの車、車事故の音。
パトカーの音。
逃げ惑う人々に、俺はふとこの騒動に足を止めた。
最近の悪党は、ここまで派手に物事をするのは珍しい。
｢いいねぇ｣
そういう無茶もしなくなっちまったなぁ……
大人になった自分。おかしくなって笑う。
背を向けてまた歩くものの、騒動はますます大きくなっていくのがわかった。
ヘリの音までする。
スゲェな……これでも逃げ惑うのか……
空をもう1度見上げる。
そこにはヘリ。
バラバラと音が摩天楼に響く。
一気に風が通る。
｢なんだなんだ！？｣
風が強すぎて目が開けられねぇ……！
見上げた真上にいるヘリ。
突然、カッとこちらをヘリのライトで照らされる。
｢は！？え！？俺！？｣
なんで俺が照らされてるんだ？
わけがわからなくなっている俺の見るヘリ。
そのすぐ隣に立つ高層ビルから飛び降りてきた影。
｢フィンクス〜!!｣
｢A！？｣
降ってきたのはA。
彼女を両手で受け止めてやる。
首に細い腕を1周絡めてから、
満面の笑みを向けられる。
｢いい匂い〜フィンクスだ｣
心配させたかと思ったら、突然現れて……
｢ったく、おめーは!!!!!!｣
｢えへへ〜追われてるんだぁ今｣
へらへらと笑う。
この笑顔に安心させられる。
ほんとに……コイツは……
｢みりゃ分かる!!
……こんの馬鹿野郎!!!!!!
なんでこんなに連れてんだよ!!
ヘリまで来たぞ!!!!それに、蜘蛛が解散しても突然こねーし、どれだけ……あーもういい｣
言いたいことも山ほどあるが、ひとまずAをおろしてやる。
｢走れるか？｣
｢へへ、大丈夫だよぉ｣
Aは握っていた手のひらを俺の前で開いて見せた。
｢みてみて、国宝デビューしたの｣
それは間違いなく国宝石だった。
｢はぁ……お前なぁ……｣
デビューしたの〜じゃねぇよホント。
俺が頭をかかえても、コイツには伝わんねぇんだろうな。
それでも、国宝石を持ってこの土壇場でもへらへら笑うAが、
バカで、バカで、本当に可愛い。
俺はコイツが好きで面倒に付き合っちまう。
あー重症だな。
ははっと俺は笑っちまった。
｢走るぞA!!｣
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ネフェルティティ(プロフ) - はぁぁぁ…… 神だわ…… フィンクスめちゃくちゃ好きだわ！ 最高でした！ (2018年1月12日 22時) (
レス) id: c0238edf6e (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 初めまして！数少ないフィンクス作品…！すっごい私好みでした！ (2017年6月22日 1時) (レス) id: e25e9ac92a (このIDを非表示/違反報告)
かぐや(プロフ) - 三津さん» どうも、ありがとうごじゃぁーます！そしてはやい!!!!!!!!笑 (2016年9月1日 23時) (レス) id: 94caa5fef1 (このIDを非表示/違反報告)
三津(プロフ) - ありがとう、本当にありがとう；；；；幸せで溢れてる〜〜；；；；大好きや；；；； (2016年9月1日 23時) (レス) id: 005ed06dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぐや | 作成日時：2016年9月1日 23時
