＃3 出撃準備 ページ4
〜一時間後〜
死柄木くんが嬉しそうに部屋から出てきたあと、唐突に私を見て言った。
「今日だよ。平和の象徴を潰しに行くのは」
「へえ〜そうなんですか〜…………え!?今日…!?」
ついつい聞き流しかけたけど、襲撃するの今日だったのか…!?
思わず口角が上がる。
こういう時のために、この一年間で剣術を極めておいた。
無個性だと馬鹿にしたくせに私に勝てないやつ。
ヒーローなのに命の重さをわきまえていないやつ。
大切な仲間を襲うやつ。
それらを排除するため…
実際、ヴィランの皆様に武器の使い方を教えて貰ったわけだし、
私の得意とする剣があるならば、脳無三体相手で互角、という感じだ。
でも、正式にコスチューム持ってるわけじゃないから、雄英の生徒より武器の性能は劣るかもしれないなぁ…
爆弾とかナイフとか、適当にポケットに入れて行こうっと(物騒)
なんて、遠足気分で準備していると
「Aさん、これを」
唐突に黒霧が、布に包んである「何か」を取り出した。
なんだろう、これ…
細長く、平たいそれを手に取ってみる。
「うわ、思ってたよりちょっと重たい！開けていいですか？」
「はい。先生からの贈り物ですよ」
黒霧が頷いてくれたので、ゆっくりと布を外していく。
そこに現れたのは…またもや布に包まれた「何か」。
しかも、二つに増えた……。
「もしかして、マトリョシカ的な…？」
いやいや、先生がそんなことするわけないか…
思考を振り払い、右のほうの布を取る。
そこにあったのは、美しい光を跳ね返す銀色の剣。
取っ手のほうには大きなダイヤモンドが埋め込まれていた。
細身で、西洋のほうでは軽いほうの剣だ。確かこれは…
「レイピア…？しかも、ダイヤモンドの…」
レイピアは突き刺すのに優れた武器。けれど、ダイヤモンドを使っているとなれば…
試しに鞘から剣を抜き、レイピアの刃を自分の指にあててみた。
軽く当てただけで、スッと赤い血が指を伝う。
「最ッ高ですね…」
あまりの切れ味のよさに、思わず目を細めてしまう。
というか、これ売ったらすごいお金になりますね。大事にしないと。
そっと剣を鞘にしまう。
もう片方の「何か」は、予備の短剣、タガーだった。
「ありがとうございます、黒霧、それに先生！！」
さて、武器も用意してもらったことだし、出撃するとしますか！！
黒霧のワープを使い、脳無を連れて雄英に向かうのだった。
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雷斗 - 頑張って下さい！ (2019年8月31日 9時) (
レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - 霊夢さん» 更新お待たせしました！最近リアルが落ち着いてきたので、頑張って更新しますね！！これからも読んで頂けると嬉しいです(*´艸`*) (2019年8月14日 9時) (レス) id: 90b4ab1ad4 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢(プロフ) - ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞめっちゃきになるぅぅぅぅ何故に更新停止！！！！！お願いだァ！更新頑張って、、、、、、、、 (2019年6月23日 2時) (レス) id: 28399f0f04 (このIDを非表示/違反報告)
うさまる(プロフ) - 海理さん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2019年3月18日 18時) (レス) id: 65f3d11c9f (このIDを非表示/違反報告)
うさまる(プロフ) - 夜空 紺さん» コメントありがとうございます！！自分なりに頑張って考えた設定だったので、褒めて貰えて嬉しいです！また時間があるときに読ませていただきますね！楽しみにしてます！(*^ ^*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: 65f3d11c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさまる x他2人 | 作成日時：2019年1月30日 18時
