金曜日、私は先輩のもの２【名前変換オリジナル】

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――貴斗side






――――1年前









女子「貴斗くん!!私と付き合ってください！」





「えっと…ごめん、俺好きとか…そういうの分かんなくて」




女子「それなら試しでもいいから！ね！」

「で、でも」




女子「ねぇお願い！貴斗くんはみんなの人気者だしかっこいいから！」






女子って…なんで彼氏が欲しいんだろう。






男だって彼女が欲しいやつはいるけど、下心だろ


でも女はなんで？

カッコイー彼氏

が欲しいだけなんじゃ？






そう思ってしまう。
どーせ裏じゃ悪口言うようなやつだ



俺にとって女ってそういう生き物としか見れない









美琴「ねぇ！君！」


「え…」



美琴「席、隣だね！」


「あ、そうっすね」



美琴「君、名前は？私は麻倉美琴！」




「…貴斗」




美琴「貴斗ね！よろしく〜」


にこにこした顔の彼女には裏の顔を感じなかった。









かほ「聞いて〜！昨日の男まじで使えなかったんだけどー、マジ時間の無駄だったわ」






美琴とは隣の席で、よく派手な女子(かほ)が喋りに来ていた。




やっぱり女子は悪口ばかり、この女も男の前じゃいい顔してんだろ





美琴「ダメだよ！かほ！そんなこと言っちゃ！」





かほ「えー」



「…」






美琴「昔、お父さんに言われたの！出会いは大切にしなさいって」








この子は男の前と女の前で顔を変えない









知りたくなったんだ。



麻倉美琴って女の子を









「美琴、宿題見せて」


美琴「えぇ！やだよ！」


かほ「あんただれー？」









俺はその感情が好きだって事に、いつか気づいてた

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