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「城田先輩…!!」
風紀委員と書かれたドアを行き良いよく開ける。
「…え」
和真「遅いぞ、待ってた。」
あまりにも普通な城田先輩に驚いた。
そして、風紀委員全員がまだ風紀委員会室にいたのだった。
風紀委員「先輩〜まだ帰れないんですか?」
和真「悪いな、大丈夫…今来たから」
「もしかして…待っててくれて…」
和真「当たり前だろ」
とても先程私を振った人だとは思えない程、いつも通りでクールなのに優しい城田先輩だった。
なんだか、私ばかりで悔しくなった。
「ご、ごめんなさい!私のせいで…」
和真「いいから、こっちへ来い」
城田先輩は私を手招きする。
なんで、私が前に行くのよ…
ゆっくりと足を進める。
城田先輩はだんだん、表情を柔らかくして
私を見つめた。
風紀委員みんなの視線が集まる。
一体どういうこと…?
和真「よし、じゃあみんな本題だ聞いてくれ」
「本題って…」
私の焦りに目を向けず、突拍子もなく言った。
和真「風紀副委員長の麻倉美琴さんです」
「え…」
風紀委員「委員長〜なんでその子なんですか?」
和真「彼女は俺が見てる限り、1番度胸がある。1人で不純行為を注意したり、友達を助けたり…だからこの子にした。恋愛感情無しで」
「先輩…」
いきなりの事で頭がパニックになる。
胸が苦しくて、切なくて、愛おしい
これが、恋なんだね…
なんだかとっても泣きたくなった。
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るさこ - やっぱり続編もいいですね!まさか、記憶が戻るとは、思わなかったので、びっくりでしたよ〜。最後、告っちゃったな〜とベッドでごろごろしております!またまた続編を読んできます! (2022年6月12日 8時) (レス) @page50 id: 1969410d58 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - セピさん!セピさんの小説がすごく好みでめちゃくちゃハマってます!!自分の大好きな人をあてはめて読めるっていうのがまた最高で…シチュエーションも登場人物のキャラも全て好きです!!また別の作品も絶対読みます!!^_^ (2021年9月4日 2時) (レス) id: 17229361f2 (このIDを非表示/違反報告)
かみちゃかまる(プロフ) - あああ切ない、、、めっちゃ好きですこの話、、、毎回楽しみにしてます、、! (2020年9月20日 21時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
おゆも(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!最高☆応援してます! (2020年9月14日 19時) (レス) id: eed2af6815 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 続編ですか…最高ですね(^^)d 続編も楽しみです! (2020年9月13日 20時) (レス) id: 1c17796548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年9月12日 23時