金曜日、私は先輩のもの２【名前変換オリジナル】

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「先輩、お風呂お借りしました」




和真「麻倉さ…」




先輩は少し照れた顔をした。




「…///？」



和真「あ…結構ぶかぶかなんだね」




先輩の匂いのするTシャツは
私が着ると膝上位まである。




「先輩…？」




和真「ううん、部屋行こうか」




その言葉に少しドギマギしながら
先輩の後に続く。




和真「2回目かな…どうぞ」


「おじゃまします」





あの時と同じ部屋

でも今は状況も関係も違ってる







先輩に促されて、ベッドの上に2人で座る。

無防備だと思われるかもしれない、でも私はもう

先輩を信じているから







「先輩…聞かせてください」






和真「ああ、」



少し暗い顔をしたあと、先輩はゆっくりと話してくれた。





先輩のお父さんが病気で入院している事

学校で勉強しかしないで浮いていた事

私立に行けなくて、ここに来たこと

ここの家でもなかなか馴染めなかったこと

海で…私と出会った事








和真「君は海の底に沈もうとした俺と俺の心を、外へ引き出してくれた。」


「そ、そんな…」




和真「信じられない？でも本当なんだ」






まるで信じられない…

じゃあなんで…私は海に？



なんで痣だらけで裸足だったの…？







自分が自分じゃない他人に感じて、涙が出そうになる

本当の麻倉美琴はどっちなの？



私は誰なの…？

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