恋色サイダーは金曜日に。

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貴「岸さん岸さん！あれ乗りたい！！」





繋いだ手をくいくいっと引っ張られたので振り返ると、
ジェットコースターを指さしてるAちゃんと目が合う。

...はしゃいでるのもかわいいな、おい。









岸「よしっ！じゃああれ乗ろーぜ！」

貴「うんっ！」









返事とともに繋いでた手を更にぎゅってしてくれたのがかわいすぎて、俺もさらに握り返した。

「岸さんの手大きいね〜」なんていいながら、
繋いでる手をぶんぶん振ってるし(笑)

意外と子どもっぽい一面もあるんだな、ってちょっと萌える。

...あぁ、おっさんキメェ...









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貴「ジェットコースター楽しかった〜！！」

岸「まじでやばかった！結構思ってたよりも激しかったわ(笑)」

貴「ほんと！だって岸さんの髪ボサボサだもん(笑)」

岸「まじで！？」









Aちゃんの前で髪ボサボサになるとかないわー！！

この辺かな？と髪をいじってると、










貴「全然違うよ(笑)もっと上かな」

岸「え、まじか、このへん？」

貴「ううん、もうちょっと左かな」

岸「...あーもういいや、やって」









Aちゃんの目の前に顔を下ろす。

ちょっとびっくりした表情を見せたけど、
「しょうがないなぁ」なんて言いながら髪を直してくれる。

...なんか、触れられたとこがくすぐったい。

あと、目の前にAちゃんの身体あるせいかすっごいいい匂いするし...

自分が頼んだ事なのに急に恥ずかしくなってくる。









貴「はい、でーきた！」

岸「...ん、あざっす」

貴「どーいたしまして！」









太陽に照らされたAちゃんの笑顔が眩しくて、かわいすぎて。


離れていかないように、また彼女の手を握った。


ぎゅっとそれに応えてくれるAちゃん。


...ああ、俺今ちょー幸せだわ。









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