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神「あ、やっと帰ってきた〜」
岸くんがトラックに乗って学校を出ていくのを見送ってから、教室に戻る。
「待ったんだからな〜！」ってぷりぷりしてる神宮寺。
...いや、まだ休み時間だし、待ってって言ってないし...
神「あ、今待ってって言ってないしって思っただろ！」
貴「おお、せいかーい」
神「いえーい...じゃねーよ！次、移動だからな、忘れてただろうと思って」
貴「あ、忘れてた(笑)」
「待っててやるから早く準備！」と言いながらドアの方へ移動していく神宮寺。
きっと、女友達のいない私に気をつかってくれてるんだろうな。
申し訳ないけど、神宮寺がいないとぼっちになっちゃう私は結局いつも神宮寺に頼ってしまう。
神「はーやーくー」
貴「んもう、わかってるってば！」
「ありがとう」の言葉を心の中で呟きながら、神宮寺の元へ走って向かう。
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女子から嫌われはじめたのは、今日みたいに暑い夏の日だった。
高校1年の夏休み前だったと思う。
私はなぜか、学年でも学校全体でもかっこいいと名高い、永瀬廉くんに告白されたのだ。
「ごめんなさい。」
そう言って、丁重にお断りして本人にも納得してもらったはずなのに、なぜかその日を境に女子から避けられるようになった。
「なんなの、あいつ」
「ブスの分際で、廉くんを振るなんて」
「ありえないんだけど」
私が廊下を通る度にヒソヒソと聞こえてくる悪口。
女子って怖いなって改めて思う。
永瀬くんが来たときの「廉くん廉くん♡」って気持ち悪い声で駆け寄っていってる時とは大違いで。
もうこんなの、慣れっ子だけどね。
あの日から、誰も信じられなくなった。
その中で唯一、私に普通に話しかけてくるのが神宮寺だった。
神「俺は、見たまんまのAちゃんを信じるよ」
噂になんて耳を傾けず、ずっと私の隣にいてくれた。
私にとって神宮寺は、そんな人。
神「遅い！」
貴「ごめんって」
神「お詫びにジュース一本な」
貴「またぁ！？」
神「うるさい！ほら行くぞ！」
神宮寺の笑顔に私はどれだけ救われてきたか、きっと本人は知らないんだろうな(笑)
まあ、恥ずかしいから言わないけどね。
＊＊＊＊
え、順位ついてる！？
ありがとうございます！
評価もよろしくお願いします！
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ささやん - 前にもコメントさせていただきました、ささやんです。続編見たいです。応援しています。 (2017年10月19日 23時) (
レス) id: 1ae2def1e5 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 続編見たいです！ (2017年10月19日 22時) (レス) id: f965d00c08 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 続編みたいです！！この作品大好きなので応援してます！！ (2017年10月19日 22時) (レス) id: 82b3b6ee52 (このIDを非表示/違反報告)
赤リンゴ - 完結おめでとうございます！次回の作品も楽しみにしています♪ (2017年8月14日 23時) (レス) id: 993b9fde8f (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 男同志の話し合いだぁ……。切ないっ！！次も楽しみにしています！！ (2017年8月7日 20時) (レス) id: 8ab302fb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃太 | 作成日時：2017年6月21日 23時
