星屑

Hoshikuzu９ ページ10

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佐藤先輩に部長と呼ばれたその人は、
いつのまにか私の目の前に。









「俺、中島健人！２年で一応部長やってるから、よろしくね！」


「っはい、よろしくお願いします！！」









部長さんは佐藤先輩とはまた違ったタイプのイケメンさん。
たとえるなら、王子様？みたいな雰囲気の人。


…優しそうな人でよかった。









ほっと１人で安堵したその時、









「すんません！！入部希望っす！」









聞き覚えのある声。
独特な話し方。

…いや、聞き飽きるくらいに毎日聞いてるんだから間違えるはずもない。









「っ優太！？」


「ここって兼部とかって大丈夫っすかね？」









野球部のユニホームを泥だらけにした、幼馴染が天文部には似つかない服装でやってきた。









「兼部は全然大丈夫だけど…なんか今日新入部員多くない？(笑)」









びっくりして固まってる私の横で、苦笑してる部長さん。


…いやいやいや、なにやってんの優太は。









「優太、何言ってんの？」


「いっいやぁ俺もさ、ちょっと星に興味あったんだよね、うん」


「…絶対嘘でしょ」


「っまじまじまじ！！！
…なんだよ、俺と一緒が嫌なんて言わせねえぞ！！」









どうやら優太は本気のようで、
ちゃんと先輩１人１人と挨拶をかわす。


…正直びっくりしたけど、助かったって思ってる自分がいる。





優太は、小さい頃からなにをするにしても、ずっと一緒だったから。


近くにいてくれるとやっぱり安心する。


…本人に言ったら調子乗るから絶対に言わないけど。









─それに、









「後輩が増えるって嬉しいね！」


「美咲ずっと欲しがってたもんね(笑)」


「うん！」









「ほーら、見すぎだからな？」


「っ優太…」









私がつらいときは、一番に気づいてくれるから。









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更新遅くなって本当に申し訳ございません＿|＼○＿


一応これでも受験生なので、これからも多少遅くなると思いますが少しずつでも更新していこうと思ってますので、よろしくお願いします。






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