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Hoshikuzu6 ページ7

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結局、
なぜか何を話しても右から左に流れてる優太と、それをなだめるじんくんに別れを告げて、来た道を戻る。









「…走って逃げるとか、私なにしてんだろ…」









2人と話したおかげで、冷静を取り戻しましたよ。


…よくよく考えたら、佐藤先輩にドン引きされてるのかな…なんて。


会ってそうそうデカイ声で自己紹介した挙句、勝手に逃げるっていうね。








はぁ…と思い出してため息。









──その瞬間、









「…ため息デカっ」


「……うわぁぁぁぁあ!!!」









壁にもたれかかってる、佐藤先輩に遭遇しました。









「さっ佐藤しぇんぱい!!」


「…めっちゃ噛み噛みじゃん(笑)」









ふっと鼻で笑ってる佐藤先輩…


………!?
笑ってる!?!?


え、今のかわいすぎる。


ちょっと待って、今心臓がぎゅーってなって苦しい。









「名前、なんだっけ?」


「えっえっと、水野Aです!!」


「あ、思い出した、そうそう水野さんだった」


「はっはい!!」









水野さん、


佐藤先輩にそう呼ばれただけで胸が高鳴る。


…そっか、ほんとに私一目惚れしちゃったんだ。









「てか探したんだよ、なぜか逃げられるし」


「あ、すっすみません…ちょっとびっくりしちゃって」


「…まあ俺、女の子に結構キツイとこあるから、怖がられるのも無理ないけど」


「そ、そうなんですか…」









きっと佐藤先輩のことだ。


嫌っていうほど女の子が寄ってきて、大変なんだろうな…


こんな綺麗なお顔だもん、当然だよね。



そんなことを考えてる私をじーっと見る佐藤先輩。



え、今あの大きくて綺麗な瞳に私が写ってますよ、信じられない。









「……俺さ、水野さんのこと
どっかで見たことあるなーって思ったんだよね」


「……え?」









佐藤先輩の言葉を疑う。


だって、正直私はこんな綺麗なお顔の方に会ったことなんてない…はず。



私の記憶が正しければ、だけど。









「…よく科学館、行ってるよね?」


「え、なんでそれ…!」


「だって俺もよく行ってるし」









…知らなかった、


まさか、爆モテ佐藤先輩が科学館に来てるなんて…


どうして私は気づかなかったのでしょう。









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赤リンゴ - 更新して頂けると嬉しいです! (2017年11月11日 23時) (レス) id: cf09b59818 (このIDを非表示/違反報告)
桃太(プロフ) - すぬーぴーさん» 遅くなってすみません、メッセージありがとうございます。時間はかかってしまいますができる時は更新していこうと思います! (2017年10月25日 17時) (レス) id: 8e498a3512 (このIDを非表示/違反報告)
すぬーぴー(プロフ) - 更新心待ちにしてます (2017年9月9日 16時) (携帯から) (レス) id: 17db901173 (このIDを非表示/違反報告)
桃太(プロフ) - 赤リンゴさん» 前回の作品といい、コメントありがとうございます!!励みになってます、この作品も完結できるように頑張ります!! (2017年8月31日 5時) (レス) id: 8e498a3512 (このIDを非表示/違反報告)
桃太(プロフ) - 侑莉亜さん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますね! (2017年8月31日 5時) (レス) id: 8e498a3512 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃太 | 作成日時:2017年8月17日 16時

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