星屑

Hoshikuzu１２ ページ13

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「え！？一目惚れ！？」


「ちょっ陽菜！！声デカイよ！」


「…あ、ごめん、びっくりしてつい…ってほんとに？」









昨日の一連の流れを、体育の授業中にこっそりサボりながら説明中。


…もちろん、私が一目惚れしたことも話したわけだけどさ、驚きすぎでしょ！！


何人かのクラスメイトが大きな声にびっくりしたのか、こっち振り返ったし…









「…佐藤先輩かぁ…」


「よりによってなんであの人に…っ」


「まあ恋なんていつやってくるか、わかんないからね〜」









だから岸も天文部入ったのか、なんてよくわからないことをブツブツ呟いてる陽菜。









「…そっかぁ佐藤先輩にも好きな人いるんだ」


「…うん、しかも美人さんだよすごく。もう無理だ〜」


「なに戦う前から諦めてんの！！」









勝負はこれからじゃん！なんて陽菜は意気込んでるけど、勝てる可能性なんてなくない？？


またそんなことを思いながらため息をすると、









「あ、サボってる２人組見っけ〜」


「うわチャラ宮寺じゃん」


「…ちょっと陽菜さん、その汚物を見るような目やめて？」









よいしょ、とジジくさいことを呟きながら私の隣に腰を下ろすじんくん。


じんくんの言ってる事は本当のようで、
チラチラとさっきから女子たちの目線を感じる。






…え、じんくんってこんなにモテるの？？









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