asagao１０ ページ10
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2人にガン見されて、どんどん恥ずかしくなっていく俺。
…いや、泊まらさせてってなんだよ。
泊めさせてくれませんかのほうがよかったのか！？
「いや君何言ってr((「泊まる」」
お父さんの言葉を遮って、俺の前に立ちはだかる大島ちゃん。
後ろ姿でもわかるくらい、大島ちゃんの身体は震えてて、緊張が伝わる。
「…もう、家に帰りたくない…っ」
涙ながらに、初めて聞いた大島ちゃんの本音。
その声が、あまりにも切なくて、俺の心も痛くなってくる。
「…何を言ってるんだ、A。
………今まで誰が育ててきてあげたと思ってるんだ！！！」
手を振りかざすお父さんと、怯える大島ちゃんの間に気づいたら駆け込んでいて、
パシッとお父さんの平手打ちを真正面で受け止める俺。
「っ岸くん！」
「…女の子を叩いちゃ、だめっすよ」
「…っ」
もうこの人と話しても埒が明かないと判断して、俺は大島ちゃんの腕を引っ張って歩き出す。
「おいっ君！待ちなさい！！」
後ろから聞こえてくるお父さんの声を無視して、駆け出す。
それでも、大島ちゃんは必死に俺についてこようしてくれてて、ほっと安堵する。
「…ここまでくれば、大丈夫かな」
「………岸くん、」
「ごめんな、勝手に連れ出して、嫌だった？」
俺は掴んでた細い大島ちゃんの腕をそっと離す。
ふるふると小さく首を横に振っている大島ちゃんを見て、「そっか、」と呟いた。
「…岸くんには、話さなきゃね、
…………本当の汚い私も。」
「…汚い、大島ちゃん…？」
少し儚い笑顔を見せてから、
目を伏せて、大島ちゃんは静かに語り始めた。
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桃太(プロフ) - 夏(なの)さん» 嬉しいです！もっと表現力鍛えて切なさをアップしていきたいと思います！！フォローもありがとうございます(^ ^) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 8e498a3512 (このIDを非表示/違反報告)
夏(なの)(プロフ) - 一気読みさせて頂きました！とても面白く、ちょっと所じゃない切なさが(笑)お父さん殴りたくたいーー！！あ！後フォローさせて頂きました！ (2017年8月7日 10時) (レス) id: 4baeef7a64 (このIDを非表示/違反報告)
桃太(プロフ) - 赤リンゴさん» いえいえ、全然大丈夫ですよ！大好きなんて言ってくださるなんて感激です！！これらもよろしくお願いします！ (2017年8月4日 3時) (レス) id: 8e498a3512 (このIDを非表示/違反報告)
赤リンゴ - 私のミスで同じコメントを投稿してしまって申し訳ありません。 (2017年8月3日 15時) (レス) id: cf09b59818 (このIDを非表示/違反報告)
赤リンゴ - 桃太さんの作品大好きです！これからも応援しています♪ (2017年8月3日 15時) (レス) id: cf09b59818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃太 | 作成日時：2017年7月27日 1時
