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第2話 ページ7



それからの時間は私にとって地獄のような時間だった。


一瞬で普通から嫌いに変わった私の態度は勿論豹変して愛想のない感じだったし、相手をしていて嫌なものだったと思うがコイツはそれに何故か気をよくした。気持ち悪い。Mだろうか?
おまけに授業中ちょっかいを掛けてくるようにもなって、私は嫌いな奴にちょっかいを掛けられているという事実と急に変わった国見の態度に着いていけずイライラが募るばかり。

一体急にどうしたっていうの。私たちそんな仲じゃないでしょ。

そんな思いは喉のところまで来ているというのに、何だかそれを口にしたら負けなような気がして意地でも耐えた。



お陰で待ちに待った6限目の終わりを告げるチャイムが鳴ったときにはもう疲労困憊といった感じだった。
1ヶ月分の感情をこの短時間に全て使い切った気がする。今すぐ後ろで未だに私のポニーテールを弄っているコイツを殴り飛ばして、そのムカつく顔面に傷一つでも作ってやりたい。握りしめた拳に力が入る。

それに比べてこちらに向かってニコニコと歩いてくる優香は天使さながらで、心の中で巨大時限爆弾と比喩したことを謝った。ごめん優香。あなたはやっぱり天使だったよ。

私の机の横まで来た優香の腰に手を回して引き寄せ、その発育の良い胸に向かって顔を押し付けた。ぎゅっと抱き締めれば優香が気に入っているという甘いけど爽やかなコロンの香りが鼻を抜けていく。


「癒される……」


当本人は滅多にされない行為に少々戸惑っているが、「大丈夫?」と優しく微笑みかけてくれる。私に抱き癖があるとは思わないが、イライラがあまりにも頂点に達した為、こうして発散させるしか無かった。優香も、こんなことに使われる優香の胸も、ごめんね。悪いのは全部、後ろで「えっ、羨ましい……」とかほざいている欲望の塊のせいだから。


「私はそろそろ行くね?」


まだ抱きしめていたかったが、部活見学という予定が私達にはあるので仕方なく両手を緩め、優香を解放させる。優香が手渡してくれたバックを持って私は職員室に、優香は体育館前廊下へと少しの間別れることとなった。







「……で、なんで貴方が着いてくるんですか?」

「だってあの人には俺が着いていくこと言ってないじゃん」



何が悪いの?という態度で言われれば私が発散させたはずのイライラもまた募ってくる。「あんたから言えばいいことでしょ……」と小声で愚痴れば「話したことないし」と返された。ムカつく。


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ぴよこ(プロフ) - モモさん» そうですね……詳しくは言えませんが勿論ございますよ^^どういったオチを迎えるのか、それまでこの作品を見守って頂けると嬉しいです (2023年3月19日 17時) (レス) id: 58596194ea (このIDを非表示/違反報告)
モモ - ぴよこさん» えっと、どっちもです!わかりにくくてすみませんm(__)m (2023年3月19日 13時) (レス) id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ(プロフ) - モモさん» お気遣いありがとうございます。とても嬉しいです( *´﹀`* )まだ本調子ではありませんがその内溜めていた分の話を更新しようと考えています。オチについてですが、誰オチかということでしょうか?それともハッピーエンドとかのそういうオチでしょうか? (2023年3月18日 18時) (レス) id: 58596194ea (このIDを非表示/違反報告)
モモ - お大事にしてください。この作品、大好きです!一つ、質問いいですか?オチってあるんですか?図々しくすみませんm(__)m (2023年3月18日 15時) (レス) id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよこ | 作成日時:2023年3月2日 22時

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