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ちなみにやはり入院中持ってきてくれたご飯は零の手作りだったらしい。
めちゃくちゃ美味しかったと素直に感想を言えばとても嬉しそうにデザートを出してくれた。チョロい。
「それとなんだが……」
晩ご飯の皿を片付けソファに２に並んで座り、デザートを食べていると少し思い詰めた表情で零が話を切り出す。
まだ何かあったのだろうか。
「…シェリー、志保さんが組織に見つかった」
「！！」
話を聞くにはこうだ。
ネットに上げられた動画に志保が映ってしまったらしい。
それに気づいた組織が零に殺害任務を任せた。
不運な事に志保が次に現れる場所が分かってしまい、ベルモットとその場所に行き上手い具合に組織の目を盗んで零は志保を保護しようとしたが……ベルモットが先手を打っていて死んでしまったらしい。
「…そんな、ことが」
「知らせるか迷ったんだが俺はやっぱり言うべきだと判断した。
組織にいたAの唯一の友達だったから絶対に助け出したかったんだが……
俺の力不足だ。これで許されるとは思ってないがAの気が済むまで殴るなりなんなりして欲しい」
そう言いガバリと頭を下げられた。
Aの知らぬ所でこんなにも沢山大変な事が起きていたとは。赤井だけでなく志保まで……っていや待てよ？
Aは大事な事に気が付いた。
さっき連絡が取れなかった事をコナンと哀にもメールしたのだがちゃんと２人から返信があった。
新一ならまだしも志保が進んで自ら元の姿に戻りたがるとは思えない。それに、組織の事となればコナンは黙ってないだろう。
(……これはなんか裏がありそうだな)
悲しむのはコナンから話を聞いてからにしよう。
そう自分の中で考えが纏まったAは、未だに頭を下げ続けている零の頭を包み込むように抱きしめた。
「…A」
「……沢山頑張ってくれてありがとう」
抱きしめたままよしよしと触り心地のいい頭を撫でる。
本当に零はいつも頑張りすぎている。
公安の仕事に組織の任務に……いつか過労死してしまいそうで心配になってしまう。零の負担を少しでも減らせる様もっと家事を頑張るかな。特に料理。
「だが俺は…」
「零もさっき言ったよね、悪いのは全部組織だよ。
……あのね、私最近ちょっとずつ組織の情報集めてるんだ」
「！」
「すぐにはまだ無理だけど、時が来たらさ、組織をボコボコに壊滅させよう？志保ちゃんの分まで」
多分大丈夫だと分かってはいるが涙がつう、と頬を伝った。
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momoryu(プロフ) - ふゆなさんコメントありがとうございます♡そう言っていただけてとても嬉しいです！！更新はゆっくりですがこうして見てくださる方の為に頑張って続けていきますね🥰 (2022年6月20日 16時) (
レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - これからも頑張ってください！！！応援してます👊🏻🤍 (2022年6月15日 0時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momoryu | 作成日時：2022年6月13日 11時
