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ルパン三世 161 ページ16

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目の前で繰り広げられるハイレベルな逃走劇にビビっていると、当たり前かの様に快斗も同じルートを通り、お尻に伝わる振動で死ぬかと思った。

細い抜け道を突き進み、大通りに出るとコナンは勝負に出るらしく、スケボーに乗りながらサッカーボールを蹴り飛ばし見事車に命中し、衝撃でバランスを崩した車がスピンする。
それを狙ったコナンはスケボーで空高く飛び、空中で腕時計を構え運転手に狙いを定めると、別の人物が車から飛び出しスケボーを真っ二つに切った。


「あ〜名探偵がやられた」


車は逃げ去り、スケボーを切られた事により地面に転がり落ちたコナンに見つからない様に少し離れた所にバイクを止め、ライトを消す。


「んでどうする?あっち追いかけるか?」

「…」

「A?」

「……あのキッド、もしかして」


あのスケボーの綺麗な切れ方。本物そっくりな変装術。それに用意殺到な逃走術。全てAは見覚えがあった。
まさか。まさか……早くなる心臓にAの予想が嘘では無いと感じさせられる。


「ルパン…?」










取引相手との切れた電話を仕舞い綺麗な夜景を眺めながら煙草に火をつける。
日本に来るのは久しぶりだった。

(アイツ、元気にしてっかな)

最後に会ったのはアイツが小学生だった頃。
あれ以来連絡は取っていないが、近いうちに会える。
今は高校生になってるであろうAの姿を想像してにやけつつルパンは車に乗り込み、アジトに戻った。





**





「ルパン三世?あの天下の大泥棒の?」

「そう!多分、絶対そう!」

「どっちだよ」


いいから調べるの手伝って!!と黒羽の自宅に戻るなり慌ててパソコンを起動させるA。
零にやっぱり今日は快斗の家に泊まると追加で報告をしてルパンのアジトの場所を探る。幸い今日零は帰ってこないので、とっくに日の暮れた時間にメールを送ったが別に問題無いだろう。
トレーニングを終え、シャワーを浴びたらしいラフな格好をしたイアが興味深そうに画面を覗き込んできた。


「へえ、随分と大物なヤツが日本に来てんのか」

「ところでルパンに詳しい口ぶりだけど、Aはそいつのファンな訳?」

「違うよ。前にさ、私が小学生の頃は外国に居たって話覚えてる?
その時にね、会った事があるの」

「…マジ?」

「懐かしいな、日本に行くまでは俺が基本お前に付いてたが…それは初耳だな」

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momoryu(プロフ) - ふゆなさんコメントありがとうございます♡そう言っていただけてとても嬉しいです!!更新はゆっくりですがこうして見てくださる方の為に頑張って続けていきますね🥰 (2022年6月20日 16時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - これからも頑張ってください!!!応援してます👊🏻🤍 (2022年6月15日 0時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:momoryu | 作成日時:2022年6月13日 11時

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