江戸川コナン 106 ページ10
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コナンも渋々納得したのでそれからは世間話をして3人で連絡先の交換もし、時間も時間なのでコナンとAはここに泊まらせてもらう事にした。
勿論コナンが蘭に泊まると連絡をいれた時はとても怒られていたが。
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「それじゃ、色々ありがとう」
「頭の包帯は今日の間に外してもいいけど、無理な運動は避けることね。
後、多分大丈夫だと思うけど立ちくらみや吐き気がしたら素直に病院に行くこと!ここでは頭の検査すら出来なかったから……。
分かった?」
「はーい。……あれ、銃が無い」
夜が明け、朝ごはんも有り難く頂き、早速Aは帰る準備をしようと鞄の中身を確認していると麻酔銃が無い事に気づいた。
「あぁ俺が一応預かっておいたんだ」
はい、とコナンに麻酔銃を渡されたのでAはじゃあお返しにこれ、と未だに服に付いたままになっていた発信機を渡した。
「やっぱり気づいてたのかよ……。
それにしてもあの時銃を出したのを見た時はヒヤッとしたぜ。殺しちゃうんじゃねーかってな」
「はは、流石に無いよ。そういえばもしかしてだけど私の携帯触った?」
「見たけどバスワードが開けなくて断念したよ」
「それは良かった」
「それより博士に車で送ってもらえば?家はどこら辺なんだ?」
「内緒。
それに、これ以上博士に迷惑かけるわけにもいかないしね」
未だに自宅を聞き出そうとするコナンに悪戯っぽい笑みを浮かべ、最後に博士にもちゃんとお礼を言い哀にも手を振ってAは阿笠邸を後にした。
「いい子だったでしょ?」
「まーな。
組織の一員って肩書きが無ければ普通の女の子だな」
「好きになったら私が許さないからね」
「何でそうなんだよ、んなわけねーだろバーロー」
「そうだったわね、貴方には蘭さんがいるものね」
「う、うるせえ、第一まだ付き合ってねーし…」
その日の晩。
「……証拠隠滅っと」
Aは零が帰ってくる前に包帯を取りゴミ袋の奥底に捨て、何も無かったかのように仕事から帰ってきた零を迎え入れた。
ゴミ箱だとゴミ袋に移す時に見られる可能性もあるからゴミ袋にね……そして更にごみゴミ袋の外側からも見えない様に新聞に包んでレジ袋に入れてから捨てた。
ここまでしたから流石にバレてないだろう……多分。
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ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月4日 3時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - さちさんコメントありがとうございます!これからも定期的に更新していくのでよろしくお願いします! (2019年8月8日 14時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月8日 14時) (レス) id: 02606fd336 (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - ベルモットさんありがとうございます!初コメントで感動してます。これからもちまちま更新していくので見守っていただけたら嬉しいです。 (2019年6月24日 19時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。夢主人公が黒の組織絡みだったり、好みの小説でした (2019年6月24日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:momoryu | 作成日時:2019年6月17日 10時