1ヶ月 140 ページ44
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「あ〜〜久しぶりの外……」
まるでシャバに出た人みたいだ、なんて思いながら1ヶ月とちょっとぶりの外の空気を吸い、大きく伸びをする。今日が良い天気で良かった。
結局あの後目を覚ますと研究所の一室に寝かされており、ベルモットが言っていた通りジンの許しが出るまで部屋から一歩も出られなかった。勿論入口は鍵付き。
これが世間だったら
後ろを振り返り1ヶ月いた研究所を眺める。
もうしばらくこの建物は見たくないな、なんて思いながらアジトを後にする。
(…零に会いたい)
実は入院()中2回だけ零はバーボンとしてご飯を届けに来てくれたのだ。
入れ物は紙カップだったし、その辺のお店で適当にテイクアウトしたと言っていたがあの味が間違いなく零の手作りだった。
あれは弁当生活の中で一番感動した。零の顔が見られただけで泣きそうになったのに、あの久しぶりの温かいご飯が食べれてもう涙を堪えるのが大変だった。
部屋にカメラが付いていた為いつものように素っ気なく2、3回会話してすぐ出て行ってしまったので帰ったらお礼がしたい。
1ヶ月ぶりに私用のスマホに電源を入れ、零に今日から帰れるとメールを送ろうとすると、メールアプリのアイコンに結構な数の数字が表示されていた。
慌てて開くと蘭やコナン、松田に快斗から「メールの返事がこない、電話が繋がらないが大丈夫なのか」といった内容のメールが沢山来ていた。
やっべ、忘れてた。
まずは零にメールを送り、快斗には組織の方でゴタゴタがあり詳細はまた今度会った時に教えると送る。
松田は最初の方は心配のメールが多かったが、途中から零に何となくの事情が聞けたのか「落ち着いたら連絡しろ」というメールが最後だった。
すぐさま松田に謝罪と、元気だという事をメールで送ると松田から電話が掛かってきたので慌てて出る。
メール送ったばかりだったのに反応が早い…。
「もしもし」
『おう、久しぶりに声が聞きたくてな。
メール送ってきたっつー事は一段落ついたのか?』
「うん、メール気づかなくてごめんなさい」
『まあ
「う”」
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ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月4日 3時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - さちさんコメントありがとうございます!これからも定期的に更新していくのでよろしくお願いします! (2019年8月8日 14時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月8日 14時) (レス) id: 02606fd336 (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - ベルモットさんありがとうございます!初コメントで感動してます。これからもちまちま更新していくので見守っていただけたら嬉しいです。 (2019年6月24日 19時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。夢主人公が黒の組織絡みだったり、好みの小説でした (2019年6月24日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:momoryu | 作成日時:2019年6月17日 10時