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江戸川コナン 101 ページ5

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本当は家にあるカップラーメンとかを食べても良かったのだが、Aはシェリーについてコナンに聞いておきたい事があった。


「そういえばコナン君は何か用事があったんじゃないの?」

「え?」

「こっち、コナン君の家の方向じゃないよね?」

「あっ友達に渡すものがあったんだけど、でも明日学校で渡す事にするよ!」

「ふーん」


(絶対嘘だな)

よくこんな分かりやすい嘘で蘭達を騙し通せたな、と思いつつもニッコリと猫を被った笑顔を浮かべるコナンに小学生のフリも大変だな、と心の中で同情する。






それからお互い無言で歩くこと数分。
もう少しでスーパーに着くだろうという所でAは口を開いた。


「コナン君は何年生?」

「1年生だよ?」

「そっか1年生か…。
最近ね、コナン君の学校に転校生とか来なかった?女の子で赤っぽい茶髪の子。

知らないかな?」


薄暗くて顔は見えなかった、最後の一言が少し不安そうに声が揺れたのをコナンは見逃さなかった。

(……どうするか)

灰原はああ言っていたものの、とにかく自分で探るに越したことはないのでコナンは今日ずっとAを観察していた。

蘭達と雑談はしていたものの手を止めず、掃除も黙々としていたし、本が好きだというあの表情は嘘ではない。
Aの表情は、嘘は見抜きにくいものの本心の表情はとても分かりやすい。コナンはそう感じた。
……それがわざとだったら怖いが。

今日実際に会って喋ってみて、灰原同様Aは危険ではないだろうと素直にそう思った。

(灰原と話をする為に博士の家に来てもらうか……?
それとももう少し様子を見てから……いや、善は急げだ。ここはこの人を信じてみよう)


「……ねえ、Aお姉さん」

「っうわ」


コナンがやっとのことで口を開いた瞬間。
Aは背後から誰かにトンと押されよろめいた。

慌てて体制を立て直して後ろを振り返ると、金属バットを持った集団がズラリ。
瞬時にコナンとAは今ニュースになっている無差別暴行事件の犯人達だと理解した。


「……駄目だろう?こんな夜遅くに子供2人で道路に立ち止まってちゃ。
これじゃあ俺達に襲ってくださいと言ってるようなもんじゃねえか」


先頭にいた男がニヤリと怪しい笑みを浮かべる。


「っ!Aお姉さん逃げて!!」


コナンの叫び声と同時に襲い掛かってくる人達。
Aは能力を発動し、振りかかってきたバットをパシリと掴んだ。

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ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月4日 3時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - さちさんコメントありがとうございます!これからも定期的に更新していくのでよろしくお願いします! (2019年8月8日 14時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月8日 14時) (レス) id: 02606fd336 (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - ベルモットさんありがとうございます!初コメントで感動してます。これからもちまちま更新していくので見守っていただけたら嬉しいです。 (2019年6月24日 19時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。夢主人公が黒の組織絡みだったり、好みの小説でした (2019年6月24日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:momoryu | 作成日時:2019年6月17日 10時

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