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江戸川コナン 98 ページ2

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「くそ!よりによって今日かよ!!」


組織を潰すと意気込んでから数日後。
コナンは学校から帰ると探偵事務所には小五郎しかおらず、蘭の居場所を聞けば『新一の家を掃除しにいった』らしい。

それだけならコナンはこんなに急いで工藤邸に向かわない。
コナンをここまで慌てさせる理由は、その後に小五郎がそういえば、と付け足して放った言葉だった。


「なんか同い年の友達が出来たらしくてよ、その子も呼んで一緒にお喋りするとか言って喜んでたぞ」


(同い年で最近出来た友達って十中八九あの例の黒ずくめの組織の子だろ!!!)

本来なら高校は部活もあるので小学校の方が先に終わって帰るのだが、今日に限って部活が無いらしく蘭が先に家に着いていたのだ。


そうこうしている間にやっと本来自分の家である工藤邸に着いたコナンは、インターホンすら押さずに玄関の扉を思いっきり開いて叫んだ。


「蘭ねーちゃん!!」



「あっコナン君!」


コナンが玄関を開けた先にいたのはコナンの名前を呼んだ蘭と、園子と見覚えのある女の子。
今から掃除を始める所だったのかバケツに水を汲んで雑巾を絞っていた。

(……間違いない、やっぱりあの時ジン達といた子だ)

急に扉を開けて入ってきたコナンをキョトンと見つめるAを、コナンはジッと見つめ返す。


「あっAちゃん、この子がコナン君よ。
コナン君、この間話したAAちゃん」

「この間?」

「うん。この間Aちゃんとお茶した日にコナン君が……」

「Aお姉さん!僕コナン!!よろしくね!!」

「よ、よろしく」


分かりやすく蘭の話を遮ったコナンに、Aは気づかないふりをして作り笑いで返す。


「それにしてもトロピカルランドでそんな事件があったなんてね〜。
私聞いてなかったんだけど?」

「ごめん園子、最近事件に巻き込まれる事が多くなったから……」

「ま、その事件でAちゃんと知り合えた訳だからまあいいけどね!!」


そう言ってニッコリ笑う園子。
そう、コナン同様今日は園子とAも初めて会ったのだ。
まあ同い年という事もあって蘭との時みたいにすぐ打ち解けたのだが。


「それじゃあ掃除始めよっか!まずは書斎からかな」

「ガキンチョも来たからには掃除手伝いなさいよ!」

「は、はーい」




「うわ、凄いねここ。本がいっぱい」

「来た人は皆びっくりするのよ。
良く来る私でもいつ見ても凄いなって思うし」

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ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月4日 3時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - さちさんコメントありがとうございます!これからも定期的に更新していくのでよろしくお願いします! (2019年8月8日 14時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月8日 14時) (レス) id: 02606fd336 (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - ベルモットさんありがとうございます!初コメントで感動してます。これからもちまちま更新していくので見守っていただけたら嬉しいです。 (2019年6月24日 19時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。夢主人公が黒の組織絡みだったり、好みの小説でした (2019年6月24日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:momoryu | 作成日時:2019年6月17日 10時

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